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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・<28-2向け模試(上級者用)1~3> & 28-1向け模試1~8>の復習オワリ・・・
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・以下、覚書メモ的に・・・ブログ模試(28-2向け・28-1向け)で使った漢検2掲載熟語を中心に復習、応用分も少し加味した・・・
●縁由、原由、因由
・文章題で「縁由」の書き問題を出題・・・漢検さんの好きな「・・・由」熟語、たしか「因由(インユウ・インユ)」が文章題であった・・・
*一応、気になったので、「・・・由」熟語って、どのくらいあるのか調べたが、広辞苑の逆引きでは「縁由」「原由」「因由」の3熟語ぐらいだった・・・。
●洲嶼
・「川の中の小島。川にできた砂地の陸。」の語選択問題・・・ウッカリ、「洲“渚”」と書きそうになったので、念のため・・・「嶼」の字も漢検さん、好きだよねえ・・・「島嶼」とか、よく書き問題で出ていたような・・・
(漢検2)
洲嶼(シュウショ):川の中の小島。川にできた砂地の陸。
●幢幡(トウハン)と幢幡(ドウバン)
・「一軍の指揮に幢幡を使う」の読み問題・・・.とうはん(*“どうばん”なら仏堂に飾る旗。)
(漢検2)幢幡(ドウバン):仏)仏堂に飾るはた。装飾のついた竿(さお)に長い布をたらしたもの。「トウハン」と読めば、のぼりの一種の意。
下つき:幢幡(トウハン)・(ドウバン)
・ついでに、漢検2に載っていた「意味 ②ひるがえる。「幡然」「幡幡」類)翻 」の“幡幡”の読みと意味を調べておいた・・・
(大字源)
幡幡:(ハンパン) :①しきりに翻るさま 同)翩翩(ヘンペン) (詩経・小雅・巷伯)
②威厳がなく、軽々しい。(詩経・小雅・賓之初筵)「威儀幡幡」
*同じ出典でも使っているところで意味が違うようだ・・・
*ネットでは、
①「捷捷幡幡、謀欲譖言。豈不爾受、既其女遷。」 【捷捷たり幡幡たり】ぺちゃくちゃべらべら 二枚舌
【謀りて譖言せんと欲す】謀って悪口言いたがる
【豈(あ)に爾(なんじ)を受けざら ん】どうしてお前を真に受ける
【既に其れ女(なんじ)遷れり】お前さん、遠の昔に、仲間はずれ。
とか訳している方がいた・・・一方、向こうの辞典では、
②“幡幡”的解释汉典
往來的樣子。詩經.小雅.巷伯:「捷捷幡幡,謀欲譖言,豈不爾受,既其女遷。」亦作「 翩翩」。
失去威儀的樣子。詩經.小雅.賓之初筵:「其未醉止,威儀反反,曰既醉止, 威儀幡幡。」
樹葉翻動的樣子。詩經.小雅.瓠葉:「幡幡瓠葉,采之亨之,君子有酒,酌 言 ...
使っているところで3種の意味が書いてあったのと、①の「幡幡」は「往來的樣子」のようなので“行ったり来たり”とでも訳すのだろうか・・・。
③当ブログでは、「幡幡」のほうは調べてなかったが、
「・口やかましく騒ぐさま。「番番緝緝、讒言側入」・・・“番番緝緝(ハハシュウシュウ)として讒言側に入る”と読むのか?・・・
・緝緝=おしゃべりの声、多言のさま 「緝緝翩翩、謀、人を譖ることを欲す」(詩経・小雅・巷伯)」
とか掲載済み・・・“ぺちゃぺちゃ喋る”という意味にとらえていたようだが・・・
●不佞
・「菲才」の類義語で「不佞」(漢検2掲載)を出題・・・
・「不佞」は、漢検2では下付き熟語で意味説明などはナシだが、
(ブログ)不佞(フネイ):才能のないこと。また、そのさま。「― な(の)輩 (やから) 」[代]一人称の人代名詞。男性が自分をへりくだっていう語。不才。「 ―は浅草無宿でござる」〈黄・孔子縞〉=ひさい(非才/菲才)
●心状と心情、骨立と兀立
・中島敦の「弟子」の文章題で、
「・・・弾者の荒怠暴恣のシンジョウをこれほど明らかに映し出したものはない。・・・」
〇心状(広辞苑:心のありさま。)
✖心情(広辞苑:心の中の思い。気持ち。「・・・を察する」)
「・・・彼は一室に閉じ籠り、静思して喰らわず、もってコツリツするに至った。・・・」
〇骨立(広辞苑:やせ衰えて骨のあらわれること。)
✖兀立(広辞苑:ぬきんでて高くそびえていること)
*文章、文意をしっかり読めば間違えないと思うけど、よく読まないとウッカリ、知ってるほうの熟語をかいてしまいそうなので注意・・・
● 「利く」と「効く」
・文章題で「・・・容易に父母の顔を見る自由の“キ”かない男であった・・・」 答:利(*「効」は可かどうか疑問)
としていたが、
(広辞苑)利く・効く
①有効にはたらく。活動する。 「気がーく」
②ききめがある。効能が現れる。「薬がーく」
③可能である。できる。「洗濯がーく」「見晴らしがーく」
④(他動詞として、「口を利く」の形で)物をいう。特に他人の世話などの場合に使う。
*ふつう、①③は「利く」、②は「効く」と書く。
当該文章題は③に当たると思う・・・「利く」が無難・・・“ききめがある。効能が現れる。”意味以外ときは「利く」のほうが良さそうだ・・・。
●妍艶 ・・・妍娟はダメか
・書き問題「ケンエンたる美女の舞を観る」 答:妍艶 ・・・妍娟はダメかどうか念の為、熟語がないかどうか調べた・・・
妍艶:(広辞苑)あでやかで美しいこと
(漢検2)
娟 :うつくしい。あでやか。しなやか。「娟雅」「娟娟」類)姸(ケン)・・・*だから、「妍娟」てのはあり得ないのかもしれない・・・
下つき:嬋娟(センエン)・(センケン)・便娟(ベンエン)・(ベンケン)
*一応、「妍娟」という熟語を探したが、無かった・・・
*なお、「妍姿艶質」という四字熟語もあるし、これはやはり「妍艶」だけなんだろう・・・
●疵厲(シレイ)
・「病気、やまい」の語選択で出題・・・
・“シレイ”というと「疵“癘”」と書きそうだが、これだと(こういう熟語は探せなかったが)“はやりやまい”や“疫病”みたいになりそうだから✖にされるだろう・・・
(漢検2)「・・・②やまい。病気。「疵厲(シレイ)」
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