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●熟語の読み・一字訓読(その87)です。
<巍:ギ、たか(い)、おお(きい)>
・たか(い) :巍巍=たかく大きいさま、巍峨=嵬峨=高大なさま (*「嵬峨」には「酒に酔うさま」の意もあり)、巍乎・巍然・巍焉=高いさま、
巍冠=高冠、巍巾=高い頭巾、巍嶢=高い、巍昂=高いこと、巍科=最高の科第・高科、*巍巍蕩蕩=高大で広遠なさま(論語・泰伯)
・おお(きい):巍巍、巍蛾・・・
<巒:ラン、みね、やまなみ>
・みね:巒岫、巒岡、巒嶂、巒丘=小山、巒山=小さい山・こやま、巒嶼(ランショ)=山のある島、巒嵐(ランラン)=山嵐
・やまなみ:翠巒、青巒、層巒、重巒、峰巒、林巒・・・*「みね、やま」の意もあるかも。
<巫:フ、ブ、みこ、かんなぎ>*みこ=かんなぎ *男女とも巫。後世、女を「巫(フ)」、男を「覡(ゲキ)」という。(大漢和)
・みこ、かんなぎ:巫覡(フゲキ)=女みこと男みこ、巫媼、巫嫗、巫医、巫婆、巫女、巫蠱(フコ)=みこと邪道をもって人を惑わす者、巫祝=みこ、かんなぎ、神に事えて祭事・神事を掌る者=はふり
・その他1:巫鼓(フコ)=無根のこと・でたらめ・妄説 (*「みだり」の意)、巫雲=男女の情、巫雨、巫山之雨、巫雲蜀雨、巫馬戴星・・・
・その他2:巫歩=禹歩=巫のような歩き方(足の不自由な人のような歩き方の意)
<已:イ、すで(に)、のみ、はなは(だ)>
・すで(に):已然、已知、已成=既成、已定=既定、已久=すでにひさしい・・・
・のみ :(音熟語なし)「皆、その本を失う已(のみ)」
・はなは(だ):已甚(イジン)=はなはだしく度がすぎる
<帚:ソウ、シュウ、は(く)、ほうき>
・は(く):帚払(ソウフツ)=掃う・はく、帚掃(ソウソウ)=ほうきではく
・ほうき :帚彗(ソウスイ)=ほうきぼし=彗星、帚卜(ソウボク)=ほうき占い=帚姑(ソウコ)←呉の俗、 帚柄(ソウヘイ)=ほうきの柄、竹帚、箕帚(キソウ・キシュウ)・・・箕帚の妾(キソウのショウ)・・・、帚目(ほうきめ)、帚草(ほうきぐさ)
<帑:ド、トウ、かねぐら、つまこ> *「ド」は慣用音
・かねぐら:帑廩(ドリン)=金庫と米倉。帑庫、内帑(金)・・・
・つまこ:帑戮(ドリク)=孥戮
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●熟語の読み・一字訓読(その88)です。
<帛:ハク、きぬ、しろぎぬ、ぬさ>
・きぬ :帛巾(ハクキン)=きぬぎれ・絹織物、帛書、帛絮(ハクジョ)=きぬとわた、帛布=絹と布、帛帳=きぬ製のとばり・・・
・しろぎぬ:束帛加璧(この「帛」はしろぎぬの意。)帛御袍(ハクのゴホウ)=白の絹で仕立てた祭服で天子が神事を行うとき用いる。
・ぬさ:幣帛(ヘイハク)・・・この「ぬさ」は「礼物として贈答する、たむけぎぬ」のこと。
・その他:「くろぎぬ」の意→「玉帛」。うすぎぬの意→「竹帛(之功)」。
<幀:テイ、チョウ、*訓なし>*「テイ」は慣用音
・装幀、幀首(テイシュ)=表装の上部、一幀(イッテイ)・二幀・・・(掛け物や額装などの数え方)
<幟:シ、のぼり、しるし>
・のぼり:旗幟、麾幟(キシ)=指図に用いる旗とのぼり、旌幟、赤幟、幟帛(シハク)=のぼり・はたのきれ、幟半(シハン)=鎧の指物とする小旗
・しるし:標幟(ヒョウジ・ヒョウシ)=象徴、しるし
*「標幟」の用法(ネット上から検索)
○念珠は仏教徒の標識(ひょうしき)・標幟(ひょうじ)・象徴であるとさえ・・・
○仏の手に持つ持物のようなシンボルは、仏の誓願の意志を示すには最もふさわしい。それを標幟(ひようじ)、三昧耶形といい、これをもって
表現したのが三昧耶曼荼羅である・・・
○「満州建設の標幟」(マンシュウ ケンセツ ノ ヒョウシ) ○密教道場の荘厳とその標幟 ○大聖の制し服された袈裟こそ「仏教の標幟」
であり・・・
○本来、袈裟というものは僧侶の標幟となるべき法衣であって・・・
○釈尊の悟りの内容は縁起の理法を達観されたことにあり、それはそのまま、仏教の標幟 が諸行無常印・諸法無我印・涅槃寂静印の三法印にある
といわれる所以でもあります・・・
<幢:トウ、ドウ、はた>
・はた:幢牙(トウガ)=旌幢の牙旗、幢戟(トウゲキ)=はたとはたぼこ、幢幡=「トウハン」と読むと、①(軍の指揮に使う)はた、「ドウバン」と読むと、 ②仏教用語で仏堂に飾る旗のこと。
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●熟語の読み・一字訓読(その87)です。
<巍:ギ、たか(い)、おお(きい)>
・たか(い) :巍巍=たかく大きいさま、巍峨=嵬峨=高大なさま (*「嵬峨」には「酒に酔うさま」の意もあり)、巍乎・巍然・巍焉=高いさま、
巍冠=高冠、巍巾=高い頭巾、巍嶢=高い、巍昂=高いこと、巍科=最高の科第・高科、*巍巍蕩蕩=高大で広遠なさま(論語・泰伯)
・おお(きい):巍巍、巍蛾・・・
<巒:ラン、みね、やまなみ>
・みね:巒岫、巒岡、巒嶂、巒丘=小山、巒山=小さい山・こやま、巒嶼(ランショ)=山のある島、巒嵐(ランラン)=山嵐
・やまなみ:翠巒、青巒、層巒、重巒、峰巒、林巒・・・*「みね、やま」の意もあるかも。
<巫:フ、ブ、みこ、かんなぎ>*みこ=かんなぎ *男女とも巫。後世、女を「巫(フ)」、男を「覡(ゲキ)」という。(大漢和)
・みこ、かんなぎ:巫覡(フゲキ)=女みこと男みこ、巫媼、巫嫗、巫医、巫婆、巫女、巫蠱(フコ)=みこと邪道をもって人を惑わす者、巫祝=みこ、かんなぎ、神に事えて祭事・神事を掌る者=はふり
・その他1:巫鼓(フコ)=無根のこと・でたらめ・妄説 (*「みだり」の意)、巫雲=男女の情、巫雨、巫山之雨、巫雲蜀雨、巫馬戴星・・・
・その他2:巫歩=禹歩=巫のような歩き方(足の不自由な人のような歩き方の意)
<已:イ、すで(に)、のみ、はなは(だ)>
・すで(に):已然、已知、已成=既成、已定=既定、已久=すでにひさしい・・・
・のみ :(音熟語なし)「皆、その本を失う已(のみ)」
・はなは(だ):已甚(イジン)=はなはだしく度がすぎる
<帚:ソウ、シュウ、は(く)、ほうき>
・は(く):帚払(ソウフツ)=掃う・はく、帚掃(ソウソウ)=ほうきではく
・ほうき :帚彗(ソウスイ)=ほうきぼし=彗星、帚卜(ソウボク)=ほうき占い=帚姑(ソウコ)←呉の俗、 帚柄(ソウヘイ)=ほうきの柄、竹帚、箕帚(キソウ・キシュウ)・・・箕帚の妾(キソウのショウ)・・・、帚目(ほうきめ)、帚草(ほうきぐさ)
<帑:ド、トウ、かねぐら、つまこ> *「ド」は慣用音
・かねぐら:帑廩(ドリン)=金庫と米倉。帑庫、内帑(金)・・・
・つまこ:帑戮(ドリク)=孥戮
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●熟語の読み・一字訓読(その88)です。
<帛:ハク、きぬ、しろぎぬ、ぬさ>
・きぬ :帛巾(ハクキン)=きぬぎれ・絹織物、帛書、帛絮(ハクジョ)=きぬとわた、帛布=絹と布、帛帳=きぬ製のとばり・・・
・しろぎぬ:束帛加璧(この「帛」はしろぎぬの意。)帛御袍(ハクのゴホウ)=白の絹で仕立てた祭服で天子が神事を行うとき用いる。
・ぬさ:幣帛(ヘイハク)・・・この「ぬさ」は「礼物として贈答する、たむけぎぬ」のこと。
・その他:「くろぎぬ」の意→「玉帛」。うすぎぬの意→「竹帛(之功)」。
<幀:テイ、チョウ、*訓なし>*「テイ」は慣用音
・装幀、幀首(テイシュ)=表装の上部、一幀(イッテイ)・二幀・・・(掛け物や額装などの数え方)
<幟:シ、のぼり、しるし>
・のぼり:旗幟、麾幟(キシ)=指図に用いる旗とのぼり、旌幟、赤幟、幟帛(シハク)=のぼり・はたのきれ、幟半(シハン)=鎧の指物とする小旗
・しるし:標幟(ヒョウジ・ヒョウシ)=象徴、しるし
*「標幟」の用法(ネット上から検索)
○念珠は仏教徒の標識(ひょうしき)・標幟(ひょうじ)・象徴であるとさえ・・・
○仏の手に持つ持物のようなシンボルは、仏の誓願の意志を示すには最もふさわしい。それを標幟(ひようじ)、三昧耶形といい、これをもって
表現したのが三昧耶曼荼羅である・・・
○「満州建設の標幟」(マンシュウ ケンセツ ノ ヒョウシ) ○密教道場の荘厳とその標幟 ○大聖の制し服された袈裟こそ「仏教の標幟」
であり・・・
○本来、袈裟というものは僧侶の標幟となるべき法衣であって・・・
○釈尊の悟りの内容は縁起の理法を達観されたことにあり、それはそのまま、仏教の標幟 が諸行無常印・諸法無我印・涅槃寂静印の三法印にある
といわれる所以でもあります・・・
<幢:トウ、ドウ、はた>
・はた:幢牙(トウガ)=旌幢の牙旗、幢戟(トウゲキ)=はたとはたぼこ、幢幡=「トウハン」と読むと、①(軍の指揮に使う)はた、「ドウバン」と読むと、 ②仏教用語で仏堂に飾る旗のこと。
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