根方(ねがた)街道は愛鷹山の南裾を通る道で東海道の古道でした。(地図の赤線)原と吉原の間にある浮島沼が大きな湖だったために、山裾の道を使っていたのでしょう。東海道(地図の青線)が整備されてからも東海道の裏道として使われており、現在は(静岡)県道22号線がほぼ同じ道を通っています。
旧国道246号と交差する鮎壷交差点、東へ行くと下土狩を経て三島へ、西へ行くと吉原へ。ここから西へ向かい吉原まで歩いてみました。
鮎壷の交差点を西に向かうと黄瀬川を渡ります、このすぐ下流には富士見の滝とも呼ばれる鮎壷の滝があります。川を渡ると沼津市に入り、大きな池が。
門池は江戸時代に整備された灌漑用溜池。現在は池の周りは公園となっており散策する人や池で釣りを楽しむ人が多い憩いの場ともなっています。
門池を過ぎると東名への取り付け道路であるグルメ街道を横断します。歩道橋の真ん中にはアジの開きが描かれたベンチがありました。
根方街道に多い物の一つは“寺”です。光長寺は建治2年(1276年)に開山した古い寺で根方の寺の中では規模もかなり大きく、沼津市内で仁王門を持つ寺は光長寺が唯一だそうです。
江原公園交差点にある高尾山・熊野神社。この脇には辻畑古墳があり、最古級の前方後方墳として注目されいる。
ここで、根方街道はいったん国道1号線と合流します。
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