業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

京都でプチ修行

2009-11-01 | 京都


先日、京都の禅寺で1泊坐禅会に参加してきた。

写経に始まり、各作法の指導、坐禅の仕方、法話。
薬石(夕食)の後は、坐禅。薄暗い本堂で1時間半で3回の坐禅を行う。途中、歩行禅もあり。坐禅が終るとお経。
その後、お茶。歓談。22:00には消灯。
翌朝は5時過ぎには起床し、太極拳、坐禅、お経、境内の掃除と続き、やっと粥座(朝食)。これも禅スタイル。作法は厳しい。
その後は、昼食まで途中休憩を挟んで作務。畑仕事などを体験する。

禅寺での修行はどれも大変厳しいもの。
食事ひとつとってみても、食べ方から箸の上げ下ろしに至るまかなりで細かい作法があり事前に指導はあったものの厳しい。
おまけに正座なので足が痺れて大変。あまり食べた気にもなれず。
しかし味はとても美味い。

2日間という短期ではあったが、普段と違った世界を経験でき、
貴重な体験ができたと思う。
坐禅をすることで宗教に目覚めるというわけではなく、
日常を離れて非日常に身を置いてみるのもいいもの。
疲れた心・自分の弱さにカツを入れて、リフレッシュ。
自分と向き合う時間も時には必要。



住職のお話の中で、「洗心」というのがある。
自分を変えようといくら環境を変えても、心が変わらなければ自分は変わらない。
なるほどと思う。




京都・東寺

2009-07-30 | 京都
今回の旅の締めくくりは、世界遺産の「東寺」。




瓢箪池から見る五重塔。
京都のシンボルとしてそびえ立つ東寺の五重塔は、日本に現存する古塔で最も高いとのこと。
間近で見上げるのも圧巻だけど、離れて見ても堂々として美しい。

講堂の立体曼荼羅も迫力があってすごい。こちらも必見。





京都・宿坊に泊まる

2009-07-26 | 京都
京都2日目の宿は、宿坊・智積院会館。ここは朝の勤行への参加が義務になっている。

       

部屋は10畳の和室。エアコンやTVもあり広くて清潔で快適。トイレ・洗面所・浴室は別。部屋には歯ブラシ・タオル・浴衣の備品もあり、テーブルの上には、お茶セットとお茶菓子が用意されていた。ポットには湯も沸いている。各客室の入口には、歓迎○○様の札も。風呂は1階で共同。湯船はそこそこ広くて、シャンプーやボディーソープ、ドライヤーは揃っている。今回貸切状態でゆっくり浸かれた。門限は22時。風呂は22時半まで。朝食が付いて6,500円はかなりお得。チェックインの際、オリジナルの手ぬぐいがもらえる。フロントの対応も非常に親切で好感がもてる。

朝の勤行は6時から始まる。5時半に館内放送がかかり、5時45分にフロントへ集合。今回の宿泊者は3組で、皆一人旅だった。僧侶の方が迎えに来て一緒に金堂へと案内してくれる。金堂では修行僧あわせて40名くらいの僧侶が一斉にお経を唱える。金堂に力強く響き渡るさまは荘厳なものだった。お焼香もさせていただく。約40分の読経が終り、続いて隣の明王殿で行われる護摩祈祷では、勢い良く炎が上がる中で太鼓を叩きながらお経が唱えられる。壮観でとても神秘的な感じだった。ここでもお焼香をさせていただく。終了後、お守りをいただいた。

       

お勤めの後は、院内の名勝庭園と国宝障壁画を僧侶の方が案内してくれる。
書院では庭を眺めながらお茶とお菓子(煎餅)をいただきながら話を聞く。

          

そしてぐるっとまわりながら豪華な襖絵を一通り見た後、最後に収蔵庫で長谷川等伯の国宝障壁画を鑑賞。僧侶がいろんなエピソードとともに解説してくれるのでとても興味深い。絵の素晴らしさと技術には驚くばかり。そして最後にお勤めに参加した宿泊者だけにみせてくれるというある絵の仕掛けを見せてくれた。これには感動。これは宿泊者だけの特権なので言わないように、とのことなので秘密。
これで朝のお勤めは終了で、食事処へ移動して宿泊者全員で朝食。いろいろと話をしながらいただきます。朝食は美味しく、特に湯豆腐がとても美味。

早朝から充実した時を過ごせて心もすっきり。
貴重な体験ができて、かなりおすすめ。

京都・真の禅宗庭園

2009-07-25 | 京都
坐禅を終えて向った先は、臨済宗大徳寺の塔頭「龍源院」。以前からここの枯山水は気になっていたところ。今回坐禅で一緒だった方と一緒に拝観しに行くことに。バスで一本。大徳寺へと向う。

方丈をそれぞれ趣の異なる4つの庭がぐるりと囲んでいる。小さくシンプルでありながらもそれ以上に広がりやパワーに満ち溢れる感じのする素晴らしい庭園。ついつい長居してしまう・・・。



方丈前庭の一枝坦(いっしだん)
白砂は大海原を現す。そこに鶴島、亀島、そして仙人の住む不老長寿の島・蓬莱山を配置。


 
阿吽(あうん)の石庭                 東滴壺(とうてきこ)

右奥が阿の石、左手前が吽の石。阿吽とは吸う息と吐く息のこと。天と地、陰と陽、男と女、電気の+-など、切り離すことの出来ない宇宙の真理を表現。2つが調和しながら1つの状態を作り出していくと言う考え、なるほどと思う。
東滴壺は、日本で最も小さい石庭とのこと。一滴の波紋が大海原に繋がる。一滴の積み重ねの大切さを表現。
有限のなかにも無限の広がり。特にこの2つの庭はなんだか今の自分にずっしり語りかけてくる感じで、心に染みた。


方丈室中の襖絵。
こちらも何かを語りかけているよう。



龍吟庭
杉苔は大海原を表す、石組みが陸地を表す。





龍源院、かなりいい。

京都でTHE禅

2009-07-20 | 京都
忙しい毎日からちょっと離れたい、心を落ち着かせたい、自分を引き締めたい、そんな思いから京都の寺へプチ修行へ出かけた。初坐禅。短時間ではなくある程度長い回数できるところを選んだつもりだったが、まさに正解で、かなり本格的で厳しいものであった。

夕方、名古屋駅から高速バスで京都へ。駅近くのゲストハウスへチェックイン。お気に入りの「第一旭」でラーメンを食べ、銭湯へ行って、初日は明日に備えて早々と就寝。
翌朝、バスで南禅寺禅センター・光雲寺へ向う。ここは臨済宗南禅寺派のお寺だ。

      

坐禅会は朝8時半より始まる。
まずは作務という境内の掃除からで、庭園の池の周りの草取りを30分くらいかけて行う。蒸し暑い。汗が吹き出る。常連の方々は既に汗びっしょりになりながら作業を行っていた。
作務を終えると、休憩の後、お堂へ移動して坐禅の仕方や流れ、作法など一通りの指導・説明を受ける。お堂へ入るときにも出るときにもきちんと作法がある。

目は半眼。座布団の上に両膝尻の三点で大地に座るつもりで。そして腹式呼吸。息を整え深く吸って深く長く吐く。無になること。まわりと空気が一体化して自分とまわりが同化する。呼吸に集中し、数を数える。いーちー、にーい・・・。雑念があらわれたらまた1から数えなおす。とにかく呼吸に集中すること・・・。

10時から約30分×2回の午前の坐禅が始まる。鐘の合図で開始。線香が燃え尽きるまでのおよそ30分間。身動きせずひたすら集中する。静寂の中、蝉の鳴き声だけが聞こえる。時折り吹き抜ける風が心地いい。
坐禅中は呼吸に集中するも次々に雑念が現れる。無になることの難しさ。しかも足が痺れて痛くなってくる。耐える。とにかく我慢・・・。鐘の合図で終了。すかさず足をほぐし次の坐禅の準備をする。線香がたかれ鐘の合図で2回目が開始される。

坐禅が終ると今度は斎座といって昼食(釜揚げうどん)。ここにも厳しい作法がある。
とにかく無駄がない。そして会話もない。和やかな雰囲気など一切ない。ずるずるとうどんをそそる音だけが響き渡る。ピーンと張り詰めた空気の中、早々と一斉に昼食を終える。今回の体験で一番驚かされたのはこの昼食だった。

しばしの休憩の後、またまたお堂へ。
次はお経をあげ、提唱という法話を住職から聞く。勿論坐禅の姿勢で。
その前に初心者は早めに集合。お経の本と書のコピーが配られ、指導・説明を受ける。

12時前、提唱開始。坐禅を組みながら該当個所を皆に合わせて読み上げる。凄い迫力・・・。
30~40分くらいだったか、提唱が終ると、続いて午後の坐禅に入る。約1時間。午前の坐禅と比べると、いくぶん足も慣れた感じでひどく痛くなることはなかったが、それでもじっと身動きもせず集中することはかなり大変なこと。後半は、警策で心身を正してもらった。板で肩をたたいてもらうアレ。志願制で、たたいてもらう前には合掌を行う。片方2回ずつ。快音が堂内に響き渡る。引き締まる。。
それでも午後の坐禅は午前に比べるとあっという間に終る感覚だったから、不思議。しかしながら雑念は次から次へと現れる。呼吸に集中するも結局今回の坐禅では10までも数えられなかった。なんと難しいこと。
小休止の間は、お堂を出て足をストレッチする。常連の方いわく、休憩中は、足のためになるべく歩き回るといいという。確かに坐禅は慣れないと足にかなり負担がかかる。

      

坐禅が終ると、今度はお堂から出て、茶礼。
庭園が見える広間へ移動し、抹茶とお菓子をいただきながら住職のお話を聞く。
その後、場所を変えて初心者は順番に一対一での住職との対話がある。

こんな感じで坐禅会は終了。
長いようで短いようで、意外と時間が経つのは早いもの。
有意義な時間が過ごせたと思う。

      

      

今回の坐禅会は、朝8時半から午後2時半頃まで寺の中で過ごすというもの。
坐禅だけでなく法話や掃除の作務や食事などを行い、修行の一部を体験できる。
時間をかけて禅を体験させてもらえる非常に内容の濃いもの。
とにかく予想以上に厳しいもので、張り詰めた空気の中、緊張の連続だったが、終えてみるとなんだかとてもすがすがしい気分に。非日常の体験。貴重な体験ができたと思う。
禅の修行は厳しい。でもまた体験してみたいと思うのであった。


京都日帰り弾丸桜紀行その2

2009-04-20 | 京都
京都旅の続き。
井手町の桜を見た後、今度はJRとバスを乗り継ぎ西山(大原野)方面へ移動。
のどかな風景が広がる中、勝持寺へと向う。


■勝持寺

天を見上げる



境内には西行が植えたのに始まるという西行桜など約100本の桜が植えられ、
満開を迎えた桜が華麗に咲き乱れる。


桜を愛した西行ゆかりの花の寺



■正法寺

鳥獣の庭。
白砂の庭に美しく咲き誇る枝垂桜。
なんとも可憐。
縁側に座ってボーッと庭を眺めながら思いを馳せる。
心安らぐ雄大な眺めに感動。



アクセス
京都駅よりJRで向日町へ。徒歩で阪急東向日駅へ。
阪急バスで南春日町下車。


京都駅へ戻った後は、京都ラーメンでしめ。
新福菜館で中華そばと焼き飯を食べる。スープが真っ黒だが意外とあっさり。
個人的には以前に食べた第一旭のラーメンの方が自分好み。










京都日帰り弾丸桜紀行その1

2009-04-18 | 京都
暖かな陽気に誘われ、先週、日帰りでぶらり京都旅。
混雑する市街ではなく、電車を乗換え、南部と西部(大原野)へ足を延ばす。

今回のルート
名古屋-京都>玉川堤>地蔵禅院>勝持寺>正法寺>京都-名古屋

■地蔵禅院

JR奈良線の玉水駅から玉川の桜並木を眺めながら歩くこと約30分。
以前から訪れてみたいと思っていた地蔵禅院に到着。
境内には、樹齢約280年の枝垂桜の大木。
見頃は過ぎていたが青空に映える風格は見事。どことなく優雅さを感じさせる。



2本の枝垂桜が仲良く並んで、高台から街を見下ろす。
のどかな景観にホッと心癒される。


■玉川堤

桜のトンネルが続く。玉川の桜並木はこの辺りが終点。
時折吹く風で桜吹雪が舞う。
桜の季節もそろそろ終盤。



穏やかな桜日和。
静かな川のせせらぎ。
水の中ではなんとメダカの学校が開校中。


アクセス
京都よりJR奈良線・みやこ路快速で約30分。玉水駅下車。
京都府綴喜郡井手町







京都・清閑寺

2008-12-14 | 京都
京都に魅了され、先月末、今年最後の京都の紅葉を見に、京都日帰り弾丸ツアーを決行。今回最後を飾るのは、京都の清閑寺。人から聞いて、紅葉がとても綺麗らしいとのこと。そうなると行かないではいられない。この目で確かめないと。紅葉の隠れたスポットを訪ねる旅。

京都駅→清閑寺・・清水寺・・建仁寺・・祇園→等持院

名古屋からJRの快速を乗り継いで京都へ。五条でバスを乗換え、京阪バスで清閑寺へ向う。
国道1号沿いのバス停から急激な階段を上がりつつ、寺を目指す。



丘の上でスポットライトを浴びたように輝く紅葉と山門が見えた。
思わずハッとする。そこは一体・・・。



門をくぐると。





天気にも恵まれ、紅葉が実に鮮やか。
山の中にある割には他と比べて紅葉は遅めな感じ。

誰もいない静かな境内では、見事な紅葉を独り占め。一瞬自分がどこの次元にいるのか忘れそうになるくらいだ。





賽銭箱の傍にはノートが置かれ、ここを訪れた人たちのそれぞれの思いが綴られていた。




境内の要石からは京都市街が一望。京都タワーも見える。素晴らしい眺め。





紅葉の美しさに、涙が出るくらい感動した。





癒しの寺・清閑寺。





清閑寺を後にし、山道を歩いて10分もかからないうちに清水寺の裏門に着く。
意外と近い。そこから清水寺の境内へと入る。本堂ではないので、入場は無料だ。

子安塔付近からは清水寺の全景が見渡せる。まさにビュースポット。
このあたりの紅葉もちょうど見頃。
坂を下りながら、紅葉を見ながら、清水の舞台方面へと歩いていく。

境内は人でいっぱい。また外国人観光客も多く実にインターナショナル。

それにしても清水寺って境内が広い。




清水の舞台を下から見上げる。

相変わらず大混雑の三年坂、二年坂、八坂の塔の前を通り抜け、建仁寺へ。





この寺は、龍の天井画や風神雷図、枯山水庭園が拝観できる。○△□の庭も興味深い。
わりと大きな寺で、いろんな角度からじっくりと落ち着いて鑑賞できる。混雑もない。




紅葉も素敵。鮮やか。





祇園から足をのばして、足利尊氏が開いた等持院へ。
達磨が印象的。


やっぱり京都の紅葉は格別。

さぁ、今度は京都の雪景色かな。


帰りは新幹線で名古屋へ。




京都の紅葉 2日目

2008-12-07 | 京都
先月行った今秋二度目の京都の続き。

まずは、東福寺の塔頭・光明院へ。紅葉を見に行く人々で東福寺へと繋がる道路は朝から大混雑。通天橋が見える臥雲橋は立ち止まって眺める人や写真を撮る人で大渋滞。なんとかすり抜けて、東福寺の境内を通り抜けて光明院へ。こちらは訪れる人もまばら。


吉野窓から見る光明院の庭。紅葉が彩りを添える。



白砂と苔と石組みの配置が実に美しい庭。そこに赤い紅葉が彩りを添える。風で苔や白砂にひらひらと舞い落ちる楓がなんとも言えない。時が経つのも忘れて見入ってしまう。派手さはないが、風情がある。
東福寺の混雑さと比べてこちらはしんみり静かにゆっくり鑑賞できる。


今度はバスを乗り継ぎ、松尾芭蕉や与謝蕪村ゆかりの金福寺へ。



ここの紅葉も見頃で、境内は楓が赤く染まり実に見事。繊細な感じで、美しい。
混雑もなくゆっくりできる。居心地がよく、つい長居してしまう。



金福寺のつくばい



金福寺の紅葉



続いて、以前訪れたことのある詩仙堂・円光寺は今回はパスし、曼殊院へと向う。交通の便が良くない場所にあり、20分程度歩いて行く。



曼殊院手前の楓の並木は見事な色付き。
ここは団体も多く、わりと混雑しているが、広いのでそう気にはならない。
境内の枯山水庭園の紅葉は少ないが、紅葉だけなら、拝観料を払って中へはいるよりも、周囲にある外の紅葉だけでも十分に楽しめる。


その後、歩いて、禅華院へ向う。
ここもせひ訪れたいと思っていたところ。観光寺院でないので勿論ガイドブックには載っていない。
ちょうどお寺の方が門を掃除していたので、お願いして、庭へ入らせていただいた。


入口付近には、美しく燃えるような紅葉が。



禅華院の立派で歴史を感じる門構え



紅葉が実に鮮やか。

あまりにも見事な紅葉だったので、寺を後にしても余韻はなかなか消えなかった。





京都の紅葉 1日目

2008-12-05 | 京都
先月下旬、今秋二度目の京都旅へ。まだ一度目から一週間程しか経っていないが、あんまりよかったんで直ぐに二度目の旅を計画。運良く宿も取れて。二度目の京都旅となった。紅葉盛りの今の時期を逃すわけにはいかない。京の紅葉に魅了された自分。
行きたい寺がたくさんありすぎて、でもひとつの寺についつい長居してしまうので、なかなか計画通りにはいかない。

当日は、5時起床。始発に乗って名古屋駅へ。今回は往復新幹線で京都へ。事前に格安チケットショップでひかり・こだま限定の自由席切符を購入していた。







京都に着いて先ず向ったのは、嵐山。世界遺産の寺院・天龍寺へ。言わずと知れた紅葉のメッカ。混み出す前に乗り込む。紅葉はちょうど見頃。
続いて天龍寺の塔頭・宝厳院。期間限定の特別公開。期待して行ったが、こちらの見頃はまだ先のよう。五分って感じ。今度は嵯峨野へ。



     
厭離庵。ここ、一番訪れたかったところ。期間限定の公開。鄙びた感たっぷりで、とてもいい感じ。苔と紅葉が美しい。あまり混まない。



祇王寺はやはり人気。こちらも苔庭に紅葉が見事。ここの紅葉は他と比べて遅め。まだ青い部分が多い。見頃はあと一週間はかかるか。昨年も行ったが散紅葉が素晴らしい。




続いて隣の滝口寺へ。こちらは山荘のような風情。紅葉は既にほとんどが終っていて、同じ地区でも早い。訪れる人も極少でゆっくりできる。

帰り際、たくさんの団体客がぞろぞろ祇王寺へ向っていた。厭離庵へも。かち合わなくてホントによかった。こんな小さな寺へまで団体が訪れる。わいわいがやがや煩そう。



清凉寺を拝観。本堂内は重厚でとても歴史を感じる。大方丈の庭園へと続く渡り廊下両脇の紅葉は真っ赤で見事。ちょうど見頃。
境内は広いので、それほど混雑感はない。


嵯峨野を満喫してJR嵯峨嵐山駅へ戻ると、なんと人・人・人で、溢れかえっていてビックリ。構内は入場制限もされていて、切符を買うだけでも1時間はかかる勢いの異様な状況。JRに乗るのは諦めて、嵐電のさがえきまえへ。この駅は混雑もなくすんなり乗れた。よしよし。一両編成の電車で、途中、地下鉄との接続駅で下車。太秦天神川駅から地下鉄東西線で小野へ。


      
小野小町の屋敷跡に建つ随心院。紅葉こそ多くはないが、ゆっくりとした時間を過ごせる。境内裏手には小町がたくさんの恋文を埋めた文塚もある。