業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

京都・清閑寺

2008-12-14 | 京都
京都に魅了され、先月末、今年最後の京都の紅葉を見に、京都日帰り弾丸ツアーを決行。今回最後を飾るのは、京都の清閑寺。人から聞いて、紅葉がとても綺麗らしいとのこと。そうなると行かないではいられない。この目で確かめないと。紅葉の隠れたスポットを訪ねる旅。

京都駅→清閑寺・・清水寺・・建仁寺・・祇園→等持院

名古屋からJRの快速を乗り継いで京都へ。五条でバスを乗換え、京阪バスで清閑寺へ向う。
国道1号沿いのバス停から急激な階段を上がりつつ、寺を目指す。



丘の上でスポットライトを浴びたように輝く紅葉と山門が見えた。
思わずハッとする。そこは一体・・・。



門をくぐると。





天気にも恵まれ、紅葉が実に鮮やか。
山の中にある割には他と比べて紅葉は遅めな感じ。

誰もいない静かな境内では、見事な紅葉を独り占め。一瞬自分がどこの次元にいるのか忘れそうになるくらいだ。





賽銭箱の傍にはノートが置かれ、ここを訪れた人たちのそれぞれの思いが綴られていた。




境内の要石からは京都市街が一望。京都タワーも見える。素晴らしい眺め。





紅葉の美しさに、涙が出るくらい感動した。





癒しの寺・清閑寺。





清閑寺を後にし、山道を歩いて10分もかからないうちに清水寺の裏門に着く。
意外と近い。そこから清水寺の境内へと入る。本堂ではないので、入場は無料だ。

子安塔付近からは清水寺の全景が見渡せる。まさにビュースポット。
このあたりの紅葉もちょうど見頃。
坂を下りながら、紅葉を見ながら、清水の舞台方面へと歩いていく。

境内は人でいっぱい。また外国人観光客も多く実にインターナショナル。

それにしても清水寺って境内が広い。




清水の舞台を下から見上げる。

相変わらず大混雑の三年坂、二年坂、八坂の塔の前を通り抜け、建仁寺へ。





この寺は、龍の天井画や風神雷図、枯山水庭園が拝観できる。○△□の庭も興味深い。
わりと大きな寺で、いろんな角度からじっくりと落ち着いて鑑賞できる。混雑もない。




紅葉も素敵。鮮やか。





祇園から足をのばして、足利尊氏が開いた等持院へ。
達磨が印象的。


やっぱり京都の紅葉は格別。

さぁ、今度は京都の雪景色かな。


帰りは新幹線で名古屋へ。




京都の紅葉 2日目

2008-12-07 | 京都
先月行った今秋二度目の京都の続き。

まずは、東福寺の塔頭・光明院へ。紅葉を見に行く人々で東福寺へと繋がる道路は朝から大混雑。通天橋が見える臥雲橋は立ち止まって眺める人や写真を撮る人で大渋滞。なんとかすり抜けて、東福寺の境内を通り抜けて光明院へ。こちらは訪れる人もまばら。


吉野窓から見る光明院の庭。紅葉が彩りを添える。



白砂と苔と石組みの配置が実に美しい庭。そこに赤い紅葉が彩りを添える。風で苔や白砂にひらひらと舞い落ちる楓がなんとも言えない。時が経つのも忘れて見入ってしまう。派手さはないが、風情がある。
東福寺の混雑さと比べてこちらはしんみり静かにゆっくり鑑賞できる。


今度はバスを乗り継ぎ、松尾芭蕉や与謝蕪村ゆかりの金福寺へ。



ここの紅葉も見頃で、境内は楓が赤く染まり実に見事。繊細な感じで、美しい。
混雑もなくゆっくりできる。居心地がよく、つい長居してしまう。



金福寺のつくばい



金福寺の紅葉



続いて、以前訪れたことのある詩仙堂・円光寺は今回はパスし、曼殊院へと向う。交通の便が良くない場所にあり、20分程度歩いて行く。



曼殊院手前の楓の並木は見事な色付き。
ここは団体も多く、わりと混雑しているが、広いのでそう気にはならない。
境内の枯山水庭園の紅葉は少ないが、紅葉だけなら、拝観料を払って中へはいるよりも、周囲にある外の紅葉だけでも十分に楽しめる。


その後、歩いて、禅華院へ向う。
ここもせひ訪れたいと思っていたところ。観光寺院でないので勿論ガイドブックには載っていない。
ちょうどお寺の方が門を掃除していたので、お願いして、庭へ入らせていただいた。


入口付近には、美しく燃えるような紅葉が。



禅華院の立派で歴史を感じる門構え



紅葉が実に鮮やか。

あまりにも見事な紅葉だったので、寺を後にしても余韻はなかなか消えなかった。





京都の紅葉 1日目

2008-12-05 | 京都
先月下旬、今秋二度目の京都旅へ。まだ一度目から一週間程しか経っていないが、あんまりよかったんで直ぐに二度目の旅を計画。運良く宿も取れて。二度目の京都旅となった。紅葉盛りの今の時期を逃すわけにはいかない。京の紅葉に魅了された自分。
行きたい寺がたくさんありすぎて、でもひとつの寺についつい長居してしまうので、なかなか計画通りにはいかない。

当日は、5時起床。始発に乗って名古屋駅へ。今回は往復新幹線で京都へ。事前に格安チケットショップでひかり・こだま限定の自由席切符を購入していた。







京都に着いて先ず向ったのは、嵐山。世界遺産の寺院・天龍寺へ。言わずと知れた紅葉のメッカ。混み出す前に乗り込む。紅葉はちょうど見頃。
続いて天龍寺の塔頭・宝厳院。期間限定の特別公開。期待して行ったが、こちらの見頃はまだ先のよう。五分って感じ。今度は嵯峨野へ。



     
厭離庵。ここ、一番訪れたかったところ。期間限定の公開。鄙びた感たっぷりで、とてもいい感じ。苔と紅葉が美しい。あまり混まない。



祇王寺はやはり人気。こちらも苔庭に紅葉が見事。ここの紅葉は他と比べて遅め。まだ青い部分が多い。見頃はあと一週間はかかるか。昨年も行ったが散紅葉が素晴らしい。




続いて隣の滝口寺へ。こちらは山荘のような風情。紅葉は既にほとんどが終っていて、同じ地区でも早い。訪れる人も極少でゆっくりできる。

帰り際、たくさんの団体客がぞろぞろ祇王寺へ向っていた。厭離庵へも。かち合わなくてホントによかった。こんな小さな寺へまで団体が訪れる。わいわいがやがや煩そう。



清凉寺を拝観。本堂内は重厚でとても歴史を感じる。大方丈の庭園へと続く渡り廊下両脇の紅葉は真っ赤で見事。ちょうど見頃。
境内は広いので、それほど混雑感はない。


嵯峨野を満喫してJR嵯峨嵐山駅へ戻ると、なんと人・人・人で、溢れかえっていてビックリ。構内は入場制限もされていて、切符を買うだけでも1時間はかかる勢いの異様な状況。JRに乗るのは諦めて、嵐電のさがえきまえへ。この駅は混雑もなくすんなり乗れた。よしよし。一両編成の電車で、途中、地下鉄との接続駅で下車。太秦天神川駅から地下鉄東西線で小野へ。


      
小野小町の屋敷跡に建つ随心院。紅葉こそ多くはないが、ゆっくりとした時間を過ごせる。境内裏手には小町がたくさんの恋文を埋めた文塚もある。