業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

京都 源光庵の紅葉

2009-11-23 | 京都

京都旅行の続き。

悟りの窓と迷いの窓で有名な「源光庵」。
お気に入りの寺院のひとつだ。

書院から眺める紅葉は風情があって実に美しい。
縁側で間近に見るのもいいが、
奥から畳に座って柱を額縁に見立てて眺めてみるのも、
紅葉が一層際立ってより素晴らしく感じられる。

休日とあって次から次へと観光客が訪れ、
なかなかゆっくり写真も撮れないが、
一瞬を見計らってカメラへ収める。



丸窓の「悟りの窓」と角窓の「迷いの窓」

悟りの窓は、円型に「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現する。
迷いの窓は、角型に「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表すという。



枯山水庭園を違った角度から

又、本堂廊下の天井は、伏見桃山城の遺構である「血天井」である。
写真は撮ってないが、こちらも見逃せない。



真っ赤なもみじ

源光庵の駐車場から眺める紅葉も鮮やか。
車で来ないと見過ごしそうだが、
あえて駐車場に立ち入って眺めて見ると
背景に瓦屋根の山門が見え隠れして実にいい感じ。

京都の紅葉って
どこを切り取ってもほんとに絵になる。

紅葉の穴場 吟松寺

2009-11-22 | 京都


紅葉真っ盛りのの京都へ日帰りぶらり旅。
混みだす前に、と早朝の新幹線で出かけた。

写真は鷹峯にある「吟松寺」という寺。
赤や黄色や緑の葉が入り混じり、実に鮮やか。




非公開の寺だが、紅葉の鮮やかさはトップクラス。
山の中にひっそりとたたずむ吟松寺、
日の光を浴び寺を彩る木々は実に存在感を示す。

源光庵や光悦寺も見事だが、人でかなりごった返す。

こちらは訪れる人もまばらで、素晴らしい紅葉が見られる。
紅葉の穴場。
かなりおすすめ。

国宝犬山城

2009-11-17 | Weblog

毎週欠かさずNHKの「天地人」を見ているわけだが、
何となく城が見たくなって、犬山まで車を走らせた。
これは国宝「犬山城」。
今から400年以上も前に造られ、戦国時代、豊臣秀吉も一時この城へ入り、
徳川家康と戦ったとのこと。


入口で靴を脱ぎ、急激な階段を上る。
天守閣までの階段は全て狭くて急なので
年配の方には少々きついかも。

内部は木造でいたってシンプル。
木の床には隙間からは階下が見えてしまうところも。
又、鎧や兜などの展示物も興味深い。


天守閣からの眺めはまさに絶景!
四方が見渡せ、風景は素晴らしい!の一言。
安全柵も腰の辺りまでしかなく、ちょっと怖い感じではあるが、
このスリル感もたまらない。
絶景を眺めながら風を浴びていると、とても気持よく感られる。
開放感がいい。

天守閣は昔のまま。
国宝の姫路城、松本城、彦根城、犬山城の4つの中では、最も古い。
現存する最古の城「犬山城」。
名古屋城のように巨大であまりに近代的で整備されつくした感のある城と比べて、
小さいながらも堂々として雰囲気を感じられる犬山城にとても魅力を感じた。

入場料は500円だが、
城前の観光案内書でキャンペーンマップをもらって受付で提示すると400円に。
得した感有り。
犬山キャンペーンは12/6まで。

ハーフ完走

2009-11-14 | Weblog
先日いびがわマラソンを走ってきた。メンバーとハーフマラソンへ出場。
日頃のトレーニングの成果?か、自分の目標タイムよりも早くゴール出来、個人的には満足できる結果だった。
自分で言うのも何だけど、よく頑張ったと思う。
18kmくらいから急に疲れが出てきてペースが急激に落ちたが、沿道の方々の声援も力になってか、無事完走することができた。
途中、Qちゃん(高橋尚子)と4回もハイタッチできたことは嬉しかった。
今回初のハーフマラソンということで走ったことのない距離だけに不安ではあったが、
大勢のランナーとの一体感やいろんな演出が気分を盛り上げ原動力にもなったと思う。
そしてゴール出来た喜びや達成感は想像以上に大きなもので、何とも言えない味わいだった。
帰り際、制限時間間際になってもまだ力を振り絞って懸命にフルマラソンを走るランナーたちの姿を見ていると、
何だか心がとても熱くなるのを感じた。



京都でプチ修行

2009-11-01 | 京都


先日、京都の禅寺で1泊坐禅会に参加してきた。

写経に始まり、各作法の指導、坐禅の仕方、法話。
薬石(夕食)の後は、坐禅。薄暗い本堂で1時間半で3回の坐禅を行う。途中、歩行禅もあり。坐禅が終るとお経。
その後、お茶。歓談。22:00には消灯。
翌朝は5時過ぎには起床し、太極拳、坐禅、お経、境内の掃除と続き、やっと粥座(朝食)。これも禅スタイル。作法は厳しい。
その後は、昼食まで途中休憩を挟んで作務。畑仕事などを体験する。

禅寺での修行はどれも大変厳しいもの。
食事ひとつとってみても、食べ方から箸の上げ下ろしに至るまかなりで細かい作法があり事前に指導はあったものの厳しい。
おまけに正座なので足が痺れて大変。あまり食べた気にもなれず。
しかし味はとても美味い。

2日間という短期ではあったが、普段と違った世界を経験でき、
貴重な体験ができたと思う。
坐禅をすることで宗教に目覚めるというわけではなく、
日常を離れて非日常に身を置いてみるのもいいもの。
疲れた心・自分の弱さにカツを入れて、リフレッシュ。
自分と向き合う時間も時には必要。



住職のお話の中で、「洗心」というのがある。
自分を変えようといくら環境を変えても、心が変わらなければ自分は変わらない。
なるほどと思う。