業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

新緑と川床料理

2011-05-28 | Weblog

先日、添乗で京都へ行って川床料理を食べてきた。

添乗員も別席でお客と同じものをいただけるとあって、行く前から内心ワクワク・・・。
仕事とはいえ、京都で憧れの「川床料理」だなんてちょっと贅沢~。

新緑のもみぢがものすごく気持よくて。
気温が低めで少々涼しい川床となったが、
料理は一品一品が上品で美味しく、
みずみずしい新緑のもみぢの眺めも素敵で、
仕事で来ている事も忘れてしまうほど。
川床の雰囲気はとてもよく、又、スタッフの対応も大変よかった。
食事後はもみぢのトンネルを散策。
清流・清滝川が前日までの雨の影響で増水し濁っていたのが残念だったが、
京都は高雄の川床料理はまさに最高でした。

ツアー代は一人一万円以上するので日帰りとしてはお高いのだが、
お客も料理に満足していただけ、新緑もたっぷり堪能いただけたようで、
又、京漬物や八つ橋などたくさんのお買い物も出来て、
とても楽しまれた様子。
行程は全てスムーズに進み、ツアーは無事終了で一安心。

添乗って出発前はとっても緊張する。
でも無事ツアーが終りお客も楽しんでいただけると嬉しいしホッとする。

がんばろう静岡

2011-05-24 | Weblog
先日出張で静岡県は伊豆方面へ行ってきた。
この度の震災の影響で宿泊などをキャンセルした人の数は
静岡県全体でこれまで40万人に上るという。
中でも有名な温泉地が集まる伊豆半島でのキャンセルは相当数だったそうだ。
いまだに予約は回復しておらず、
かなり深刻な状況に陥っている。
今後原発の事故の影響による計画停電などはなく、
各施設も普段どおりで全く問題がないとのことなので、
ぜひ静岡へ足を運んでみては。
泊まり客がいないということは、それに関連して
各観光施設やレストラン、お土産屋、運送機関も影響を受けるわけで、
観光業全体が元気が無くなってしまうことになる。
しいてはそこを手配する旅行会社までもが。
風評被害を打破。
各施設は一丸となって猛烈にセールス活動を展開中。
熱意を感じられる。
これから夏にかけて伊豆の温泉地をめぐる旅はいかが。

海の見えるお部屋

2011-05-22 | Weblog
旅行業界にお勤めの方なら誰でも分かることと思うが、
ビーチリゾートなどに行くお客にとっては、
部屋からの海の見え具合を重視される方も多いはず。
今回は部屋から見える眺望について、ちょこっと豆知識を。

カテゴリー(分類)は基本的に以下3つ。

【オーシャンビュー】
真正面ではないけど部屋やバルコニーから海が見える。

【パーシャルオーシャンビュー】
部屋やバルコニーから少しだけ海が見える。
遠くに本当に少しだけだったり、
身を乗り出してやっと海が見えるという部屋だったりするので、
この部屋タイプは注意が必要。

【オーシャンフロント】
海が真正面に見える部屋のこと。
正にこれが一番ベスト!

只単に”海が見えるお部屋”と言っても、
このように微妙に違いがあるので、参考に。

憧れのホテルに泊まるだけでなく、
部屋の眺望の違いにもこだわると、満足度も上昇するはず。

田植えでほっこり

2011-05-21 | Weblog
会社の連中に連れたって、飛騨高山方面へ田植え体験に出かけてきた。

田んぼも機械化で田植機などが活躍中だが、ここは人力での田植え体験。
老若男女皆横に一列に並んで、裸足で水田に入って手で植えていく。
土の感触が何とも気持ちよく、泥んこになりながらの作業は久々に楽しい。
天気が良すぎてかなり暑かったが、自然に囲まれた環境の中での田植えは、
面白かったし、貴重な体験ができて、心も身体もリフレッシュ。
秋の収穫も楽しみ。

ご飯については、そこで採れたものをいただく。
「地産地消」ってことばがあるけど、
これは地域で生産されたものをその地域で消費するという取り組みのことだが、
まさにこれ最高。
地元でとれた新鮮な農産物はほんとうに美味いのだ!

普通の観光もいいけど、
こんな旅のスタイル、ってのもあり。

もっと都会の人に来てもらって、
こうした体験を機に、
農業というものにも関心をもっと持ってもらえれば、と思う。

ところで、田んぼの役割って?
確かに美味いお米を作って食料を生産することだが、
他にも、ダムのように雨水を貯めて洪水を防ぐというため池の役割や
水をきれいして地下水をつくる、また、生物の大切な住みかになったり、
はたまた農村風景、里山風景が人の心の癒しになったり、と
生産という目的以外にも大切な役割があるということを
忘れてはいけないね。



町の旅行社

2011-05-14 | Weblog
ここ最近のツアー売れ筋としては、
さくらんぼ狩りやメロン狩り、ハイキングツアーなど手軽で比較的安くて
季節ものでテーマのある日帰りツアーが人気のようだ。
旅行代金も各社バラツキはあるものの大体相場は同じくらい。
ただ行先は同じ方面でも内容が違うことが多い。
同じような金額でもメロン狩りならメロン2玉付だったり3玉付だったり、
昼ご飯が内容の凝ったバイキングだったり、ありきたりの団体食だったり、
気づきにくいところで各社微妙に違いがでているので、旅行を申し込む時は参考に。
よ~くチラシの内容を見てみると面白い。

ところで町なかで見かけるちっちゃな旅行代理店。
こんなところでお客がいるの?と思ったりしてしまうこともあるけど、
実はこういう旅行社って意外と穴場だったりする。
きちんと顧客も持っている。
一見の客や通りすがりの客は少ないかもしれないが、
団体のお客も含めて長い付き合いのお客を持っていることで成り立っていることが多い。
こういう小さな旅行社のいいところは、大手と違ってこまわりがきく。
大手のようなマニュアル一辺倒ではなく、
常にお客の立場にたって、親身になってひとりひとりのお客に対応する。
とてもお客を大事にしてるんだな、っことを担当者を見ていても感じことがある。
勿論チケット一枚からバス旅行や海外旅行まで何でもやるし、
時には無理だって聞く事だってある。
一匹狼のような営業スタイルだが、
大手にはなかなかない個性的な人が多い。
お客を大事にしているからこそ、
裏では手配先の旅行会社や関係機関に対して厳しいことも言うし
無理難題もおしつけてくるし、取引先泣かせ、ってことにもなるが・・・。
でも大手の営業マンと違ってお客に対する情熱は明らかに違うように思える。
それだけお客のために動いてくれので、リピーターがつくし、やっていける。
あの人が言うなら、世話してくれるなら、じゃあ行こうか、と。
旅行代金の安い高いは関係なくなる。
どれだけファンを作れるかにかかってくる。

どんな仕事にせよ、ファンをつくる。これがポイントだね。

そんな旅行社を見つけられたら、
きっと旅行の満足度はかなり高まることと思う。
たとえ大手と違って仕入れ力や金額面で多少かなわないところがあったとしても、
旅行の満足度はきっと大きく違ってくるでしょう。

援農隊

2011-05-07 | 
ゴールデンウェイークの後半3日間を使って、
昨年お世話になった長野県は南信州のフルーツ農家へ援農ボランティアに行ってきた。

一般農家に泊まりながら農作業の手伝いを行うというもので、
賃金は出ないけど宿泊や食事など一切の滞在費用の自己負担はなく、
又、体験費用などの負担も一切ない。
かかる費用は現地までの往復の交通費だけ。
純粋にボランティアとして作業を手伝う。
昨年行ってとてもよかったんで、今年もお世話になることに。

農作業は、朝は8時から12時まで、午後は1時から6時頃まで
途中休憩を挟みながら続く。
この時期の作業としては、
梨の花粉付け、リンゴの摘花、リンゴの花粉付け、などを行う。

梨の木は背が低いが、リンゴの木は背が高いので、
脚立を使って上り下りしながらの作業となる。
摘花というのは、リンゴの花は一箇所に5つくらい花が咲くが、
真中の花を残して外側の花を摘み取っていくというもの。
せっかく綺麗に咲いている花々を摘み取るのはなんだか心苦しいようでもあるが、
樹木の負担軽減と果実の肥大化にはなくてはならない作業。
そして、そうすることで花粉付け作業もしやすくなるというもの。

単調な作業にはなってくるが、
作業の合い間をぬって、
今が旬の竹の子を掘ったり、ワラビやタラの芽などの山菜を取ったり、と
なかなか楽しい。収穫したものは今晩のおかずに。
今年はアスパラの収穫が寒さで生育が遅れているために体験できなかったのが心残り。

3日間たっぷり手伝いをしてきたが、
南アルプスや中央アルプスの山々などの自然に囲まれた環境の中での農作業は、
日々のことを忘れられて、とってもリフレッシュできるものだった。

たまたま一緒に作業をした東京から来ていた年配の方は、
数年前から援農に来てみえるが、この地が気に入って、
ついに土地を購入し、数年後はここに家を建てるそうだ。
南アルプスの山々が毎日眺められる薪ストーブがある家・・・。
夢が膨らむ。

時期的に今はフルーツは出回らない時期ではあるが、
夏から秋にかけての収穫時期には、
このフルーツの街は一気に賑わいをみせることになる。
そしてその頃、収穫でまたぜひ訪れたいと思う。
作業した木々にどんな実がなるのか、楽しみ。

今年は例年に比べて寒かったせいか
1週間から10日ほど花の開花などが遅れているとのこと。