業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

らーめん・一番星

2009-01-31 | Weblog
先日、会社の人に連れられて名古屋駅近くのとんこつラーメン専門店・一番星へ行ってきた。
すごく小さな店で席も十席ちょっとしかないこじんまりとしたところだが、細麺が濃厚なスープに絶妙に絡みあって、大変美味だった。玉子も中がとろ~りジューシーでグー。
場所は柳橋市場界隈。




広州~香港

2009-01-12 | 
データ

○広州-香港間
広州東駅~香港(ホンハム)~尖東:直通列車+KCR
乗車時間:約2時間
料金:167元(プレミアクラス203元)+4.5HKD

尖東~羅湖//シンセン~広州東駅:KCR+中国新幹線CRH
乗車時間:約1時間40分
料金:31.5HKD(上水駅で一旦下車の場合)+75元

イミグレーションのことを考えると羅湖で境界を越えるパターンの方が時間的ロスは少ないと感じる。
しかも安いし、列車本数も多いので利用しやすい。
一方、直通列車は楽だが、イミグレのことを考えると早めに駅に到着が必要。
列車本数は少なく、1日12本。時間を気にする必要がある。煩わしさはない。





広州訪問紀~香港日帰り編2~中国新幹線

2009-01-10 | 
香港から広州への帰りは、行きとは別の方法で戻ることに。

まずは尖東駅から九広鉄道KCRの列車に乗って中国本土との境界の羅湖駅へ向う。
KCRは地下鉄と同じ造り。タッチパネル式の券売機で切符を購入し、自動改札を通って列車に乗る。始発駅なので座って行く。地下鉄並に列車も次々来るのでほとんど待たずに乗れる。便利がいい。今回は境界の羅湖駅の手前、上水駅までの切符を購入。この駅で一旦、下車し改札を出て、新たに羅湖までの切符を購入し、再び列車に乗って羅湖駅へ向うことにする。尖東駅から羅湖駅まで切符を通しで買うと、81HKDするが、上水で下車する方法で行くと、31.5HKDで済む。えらい違いだ。上水駅で下車してもホーム目の前が改札で、出ると直ぐに券売機があり切符を購入でき、直再び改札を通ってホームへ出ると、もう直ぐに列車が来るの全くで苦にならない。次の駅が羅湖なので座れなくても苦にならない。境界の羅湖までは尖東を出発して40分程度で到着する。
駅に着いたら、シンセンの矢印に沿って進む。多くの乗客がイミグレーションの方へ向うので迷うことはない。改札を出て真っ直ぐ進むとイミグレーション。香港マカオ用と外国人用(VISITOR)に分かれている。外国人用は混雑もなく、スムーズに出国審査を終える。香港のイミグレを出ると免税店等がある。真っ直ぐ歩いて小さな橋を渡ると、中国側のイミグレーションがある。体温測定器の前を通り過ぎ、中国の入国カードに記入し、入国審査を受ける。行列もなくスムーズ。終えると税関。通り過ぎ、中国入国を果たす。建物の中には両替所もある。売店ではHKDドルも利用できる。難しいことはなく案内板に従って進むだけでいたって簡単。
シンセン駅は目の前。人は多いが危険な雰囲気は全く感じない。駅前は意外と都会的で整然としていて汚さがないので驚いたほどだ。駅へ向う前に、羅湖商場という大きなショッピングセンターをのぞいてみる。中国らしいいろんな生活用品を扱う店がたくさん入っていて賑わっている。
シンセンから広州へ向う為、駅の窓口で中国新幹線CRHの切符を購入する。行列もなく直ぐに買える。広州東駅までは75元。新幹線は大体15~20分毎に出ており、とても便利。改札へ向う。X線を通り、ホームへと向う。


ホームには既に8両編成のCRHが停車している。



中国新幹線CRHは、「和諧号」という。





全席指定。1等と2等がある。軽食を提供する?食堂車のような車両も連結されている。広州東駅までの所用時間は約60分。途中2ヵ所の駅に停車する。各車両には速度を表示するモニターがついており、今回の最高時速は188キロだった。


座席は固定式。2等車は2・3列の座席の配列。座席自体は割と手狭で安っぽい。
リクライニングはしない。

車内は清潔感はある。車内販売・弁当の販売がある。
列車はスムーズで快適な走り。外観は確かに日本の新幹線っぽい。中国でもこんな高速鉄道ができ、どんどん変っていくんだなと感じる。
広州東駅へ到着。















香港の街角

2009-01-04 | 
広州から日帰りで香港を訪れた際の街角スナップ。
香港はモノクロが似合う。



数分間のショートトリップ



言葉は要らない



お幸せに



世界へ通ず



バスを待つ


忙しい街




人間優先



トラムは2階席へどうぞ














広州訪問記~香港日帰り編1~

2009-01-03 | 
広州から香港へ1DAYトリップ。

これまでに会社で広州⇔香港間の列車を扱ったことが何度かあるけど、実際どうなってるんだろう?列車でボーダーを越えるなんて?興味津々だったので今回実際にTRY。しかも行きと帰りと違う方法で香港を往復してみることに。

まずは、ホテルから地下鉄で広州東駅へ。広州の地下鉄は意外にも綺麗で、駅も日本と変わらぬほど最新の設備を誇っている感じ。強引さも無く、現地の人のマナーが意外とよかったのには驚き。オリンピックを機に改善されたのでしょうか。
駅は全て自動改札。電車は3分毎にやってきて、ホームには扉があったりと安全面もバッチリ。地下鉄の乗換えもスムーズで、出口の案内版もすごく丁寧。これも意外・・・。広州東駅に迷わず到着です。




香港へ行くには3つの方法がある。
①九広鉄道の直通列車で香港(ホンハム駅)へ。
②中国新幹線でシンセンまで行き、国境を越えて、羅湖からKCR列車で香港へ。
③市内・ホテル発の直通バスで香港へ。

今回は往路①、復路②のパターンを利用。

香港行きの列車は、広州東駅が発着地点。
地下鉄を降りて、「九広直通列車」の案内版に従いエスカレーターで東駅の2階へ上がると、香港行き専用の切符売り場がある。窓口は、人民元用・香港ドル用・団体用と分かれている。
窓口では次の香港行きの列車の時刻と料金が掲示されており、チケット購入は簡単。又、行列もないので直ぐに買える。




今回は、特等車”プレミアムクラス”を利用してみることに。窓口で203元(エコノミークラスは167元)を支払う。

広州東駅自体はとても大きく構内は広く、飲食店や売店も多数あり、人も多いが、危険は感じない。香港行きの列車は、他の国内専用列車とは別の扱いで、乗り場が異なる。
フロアーは新しく綺麗で、明るい雰囲気が漂う。


出発手続きは4階になるので、エスカレーターで4階へ上がる。

上がると直ぐに手荷物検査場。X線を通す。検査後は、出国審査の待合所。出発の10分前まで出国審査場はオープン。体温検査場を通過後、出国審査場へ。手前の台で出国カードを忘れずに記入。その後、列に並ぶ。審査場は広く、ブースも多いので、ほとんど待たずにスムーズに列は進む。直通列車を利用して香港へ行く場合(又、香港から広州へ行く場合)、発着駅で出入国審査を行うので、ボーダーでの審査はない。
出国審査が終ると、広い待合室へ。売店や免税店が並ぶ。まるで空港。
出発時間の10分前に、ゲートが開き、エスカレーターでホームへ下りる。列車は既にホームに入線しており、直ぐに乗車できる。3番ホームが直通列車専用となっている。



今回の列車は香港扱いのKTT列車。全て2階建て車両で、8両編成。
車内はとても清潔で綺麗。トイレも清潔。扉付近にはスーツケースも置けるようになっている。


特等席は、1・2の配列。2両連結。
座席は固定式でリクライニングも無いが、シートは広くてふかふか。窓も大きく、とにかく快適。
一般席は、2・2の配列で、2人掛シートがテーブルを挟んで向かい合わせになっている。


おしぼり・水・菓子のサービスがある。又、車内販売もある。

1車両に一人の女性案内係がいる。車内の検札は無し。チケットも回収されないので、チケット自体は持ち帰ることができる。車内では、乗車後に香港の出入国カードが配られるので、車内で記入しておく。シンセン付近までは、中国新幹線CRHの線路とほぼ並行する。CRHにはどんどん追い抜かれる。新幹線はやっぱり速い。
香港への直通列車は、速度はそんなに速くはないが、乗ってしまえばラク。ビルが立ち並び、猥雑な感じのするシンセンの街を通り抜け、”国境”を通過し、香港側へ入ると、列車は急激に遅くなる。ローカル駅を通過しながら、国境から35分後、香港ホンハムへ到着。
広州から約2時間の列車の旅は終了。

ホンハム駅は、九広鉄道の始発・終着駅。
列車を降りて、エスカレーターを上がると、直ぐにイミグレーション。ここは割と狭いので、なるべく早く列車から降りて向った方が良い。外国人用とに分かれている。パスポートと出入国カードを出して、香港入国。

香港ホンハム駅も構内は広くて綺麗。マクドナルド等のファーストフード店や売店が多数ある。両替所もある。どこかのショッピングモールのような明るい雰囲気。
ここから地下鉄KCRで一駅乗ると、チムサアチョイ直ぐ傍の「尖東」駅。



”香港の街角”へつづく












広州訪問記 摩訶不思議な世界遺産・開平編

2009-01-02 | 
年末、業界向け超破格チケットを利用して中国は広州へ。
日本ではイマイチ認知度の低い世界遺産「開平」を見てきました。一体何があるの?どんなところ?






開平は、広東省中南部のデルタ地域に位置しており、広州市内からは車で約2時間。ツアーバスだと約2.5時間。
2007年に「開平の望楼群と村落」として中国で35番目の世界文化遺産に登録された。
もっぱら世界各地で活躍する華僑の力で登録がより早まったとのうわさも。
ここは華僑の”故郷”。



のどかな田園地帯には奇怪で謎めいた洋風建築群が数千軒も点在し、摩訶不思議な感覚が湧き起こる。背景には華僑の苦難の歴史が。
自力村にて。


【歴史】
アヘン戦争後、アメリカやカナダのゴールドラッシュや西部開拓で多くの労働力が必要となり、この為ここから多くの人間が契約労働者として海を渡った。しかし実態は非人道的扱いをされる奴隷労働。黒人の奴隷労働に代わる安価な労働力として中国人が使われたのだ。
契約労働を終え故郷へ戻ると、血と汗で稼いだその金で立派な家を築いた。

開平はデルタ地帯にあり、水陸交通の便がよく、裕福な人々や海外で活躍する華僑の親族の莫大な財産を狙う盗賊が横行した。その上、度々水害も発生した。その為、住居は自分達の身と財産を守るために、華僑たちが見た西洋の建築スタイルに中国の伝統建築が加わった独特な望楼が築かれた。望楼は頑丈な造りの上、窓は鉄格子で覆われ、玄関も厚さ1cm以上の分厚い鉄の扉で造られた。又、楼には所々に外や下を見下ろせる小さな穴が空けてあり、そこから見張りや攻撃ができるようになっており、敵の侵入を阻止するための工夫がなされていた。



右から二つ目の望楼が有名な自力村の「銘石楼」。
望楼には入ることができ、当時の生活の様子がうかがえる。又、テラズで上がればあたりに散らばる望楼群を見渡すことができる。圧巻。
但し、室内の撮影は不可。


しかし、住居として富の象徴のように築かれた望楼群も、時代の経過とともに所有者は華僑として海外に移り住んだり、親族も郊外に住むようになって無人になっていった。今でもそこで暮らしている人々もいるが、管理は大変のようで、望楼群の多くは、その管理は政府によって行われている。望楼の内部は当時のままで、一族の当時の豊かな暮らしぶりがうかがえる。
一代目が苦難とともに築き上げてきた富。2代目・3代目もその影響を受け、その多くが華僑として世界各地で活躍している。一族を大切に生きる華僑の興味深い活躍と開平の歴史は、自力村内の博物館で知ることができる。


立園。謝一族の望楼群。
自力村から車で約5分。



赤坎古鎮。
ほとんどは閉まっているが、一部は地元民向けの商店を営んでいる。



”開平第一楼”の瑞石楼。1925年建造。


瑞石楼は9階建てで、開平の望楼群の中で最も高くて、しかも美しい。
中に入ることができて、最上部(写真のブルーのステンドグラスが見えるところ)まで上がることができる。
以下、内部の様子。

  

 

 


瑞石楼の正面。

 
瑞石楼の隣の隣の望楼。



瑞石楼のテラスから望楼を望む。


一般的な「開平」を訪れるツアーでは、「自力村」「立園」「赤坎(セキカン)古鎮」の3箇所を訪れるのが定番だそうだが、
開平で一番の「瑞石楼」もぜひ訪れたいところ。

雰囲気がいいのは「自力村」。のどかな田園風景の中、村内にはガチョウの群れや牛がいて、心安らぐ光景に出会える。

日本ではまだあまり知られていない世界遺産だが、訪れる価値が十分にあるスポットだと思う。香港やマカオからも近いのでぜひセットで。
又、交通機関が発達していないので、個人の自由旅行で訪れるには不便かも。車やバイクをチャーターするか、現地で募集する1DAYツアーで。


-余談-
開平の郷土料理「月下美人」のスープはとても美味い。又、田うなぎのご飯も有名らしいが、実際の日本人のツアーでは、口に合わないので、予め普通の炒飯に変更するとか。
またこの辺りの人々は、犬も普通に食べるそうで、食用で犬を飼っているところもあるそう。
広州人いわく、アヒルよりもガチョウが美味いとのこと。
食は広州に在り。広州人は味にうるさい。美味いといえば本当に美味い、らしい。


広州発、”香港日帰り”編へつづく。