業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

廃線ウォーク

2010-11-29 | Weblog
11/23~28まで旧国鉄中央線の廃線と愛岐トンネル群が、
愛岐トンネル群保存再生委員会というNPO法人によって特別公開されるとあって、出かけてきた。



愛知県春日井市の高蔵寺から岐阜県多治見市に向う庄内川の断崖絶壁に沿うように国鉄時代の廃線跡が残る。
この廃線は1900年に開通し、電化により新ルートが開通する1966年まで使用され、
その後、平成19年まで全く人の手が加えられずにそのままでの姿でうっそうとした草草木の中に隠れて眠っていたとのこと。
そして近年、保存会により長年の眠りから覚めた約1.5キロの廃線とトンネル群が見つかり、整備作業がすすめられた。



もと軌道。
昭和44年(1966年)に廃線となって以降に育った樹木たち。

100年以上も前にこんな険しい地にトンネルが掘られ、線路が通され、SLが走っていた。
そんな近代の遺産に触れられ、また、そこに自生する樹木の生命力には驚かされる。



庄内川を挟んで、左側が廃線跡、右端は現在の愛岐道路。

よく愛岐道路を車で走っていると、川向こうに古いトンネルが見え隠れしていて、
実は以前から気にはなっていたところ。
そして今回、初めてトンネルのある反対側から愛岐道路を眺める機会を得た。
何か不思議な感覚。
こんなふうに道路が見えてるなんて・・・。



トンネル内はSLの煙によるすすが残り、赤レンガが時代を物語る。
内部は薄暗いので懐中電灯があると重宝する。



トンネル脇にある紅葉が素敵。



6号トンネルの長さはなんと333M。
途中でカーブしているので中は暗いが、蝋燭のほのかな明かりが心強い。
バラストがあるので少々歩きにくいが気をつけて進む。



終点。見学コースはここまで。
この先は岐阜県。

当時の橋脚のみが残る。
ここで行き止まりだが、この先もまだ廃線跡とトンネル群は続く。

定光寺駅の廃線跡入口からここまでおよそ1.5キロ。
4つのトンネルをくぐった。
写真を撮りながらハイキング感覚でぶらぶら歩いて片道1時間弱。
近代産業遺産の偉業と100年の歴史に紅葉が彩りを添え、
なかなか興味深く、かなり満足のいくものだった。

見学料は100円。定光寺駅傍の入口で最初に支払う。



レンガの上からも木々が生い茂る。



多くの人が訪れ、関心の高さがうかがえる。



軌道脇の大木。

暗くて長いトンネル内にはひとつずつ蝋燭がともされ、鏡による光の反射を上手く利用して
トンネル内に明るさをもたらし、安全柵は勿論のこと、
トンネル群やレンガ・植物・景色に至るまで説明の札が至るところに掲げられ、
要所要所には委員会のスタッフが監視しながら説明を行い、手製の仮設トイレや竹製ベンチの設置、
簡易水道、さらにはミニコンサードで・・・、
こうした保存再生プロジェクトの委員会スタッフによるきめ細かな配慮には感心させられた。
本当に参加者に知ってほしい見てほしいという気持が伝わるし、
保存に情熱をささげているんだなぁってことがひしひしと伝わってきた。
廃墟と化したトンネル群と美しい紅葉との調和、渓谷美も素晴らしかったが、
こうした委員会スタッフたちの対応にははっとさせられた。

【交通】
JR中央線「定光寺」駅下車。

援農隊

2010-11-27 | Weblog
先日、南信州のリンゴ農家にファームステイし、リンゴの収穫を手伝ってきた。

この農家さんを訪れるのは5月、9月に続き、今回で3回目。
フィナーレの収穫です。

今回は仕事の都合で1泊2日になってしまったけど
天気に恵まれ絶好の収穫日和に。
めいっぱい収穫を手伝ってきた。


真っ赤に色付いたリンゴたち。
今はリンゴ(ふじ)の収穫の最盛期。

こんなにたわわに実ったリンゴを脚立を上り下りしながら全部取り。

皆で手分けしながらひたすら収穫していく。

膨大な数のリンゴは全て手作業によって収穫される。
中には傷があったり形がいびつだったり、鳥に一部を食べられたりと、
色々あるけれど、あとで分別される。
訳ありリンゴとしても売れないものは、ジュースやジャムの加工用にまわす。

長い月日をかけて大切に育てられたリンゴたち。
最後の1つまで無駄にはできないですね。

今年のリンゴは全体的に小ぶりとのことだけど、
蜜がびっしり詰まった果肉はとってもジューシーで甘い!
もぎたてのリンゴはもう最高!

南アルプスをはじめ、自然に囲まれた農村。
いい景色、いい空気、いい汗をかけました。

収穫体験ツアー

2010-11-13 | 


先日、会社の知人に誘われ、野菜の収穫日帰りバスツアーに参加してきた。
通常の一般ツアーと違って収穫体験なんて面白そうだし、
たまにはお客として参加してみるのもいいかなっと思って。

ツアー費用も関係者ということで特別に半値以下で配慮してくれ、
出発3日前に申込み。言ってみれば人員合わせといったろころだが、
当日は天気にも恵まれ絶好の収穫日和。
指導のもと広大な畑に出て大根や葱や白菜などを収穫。
これがなかなか楽しい。
引っ張る時の感触や引き抜くまで土の中の野菜の大きさや形がわからないわくわく感。
感覚がなんか釣りに似てるような似てないような。
農家の方にとっては量が膨大なので大変な作業ではあるが。

収穫した野菜は持ち帰りが可能とあって、帰りは大変な荷物に。
なんと言っても野菜の大きさが半端じゃない。
スーパーでも見かけないくらいの大きさと重量である。
ほんとによく実っている。
農家の方々の手入れが行届いているし思いがこもっている。

他のお客がキャリーバックやバックパックを持ってきていた理由。
さすが心得ている。

袋類は持参していたが、まさかこんなに野菜が大きいとは。
新鮮な野菜が山盛り入った袋とバッグを両手にかかえ、
さらにカバンを肩からかけて・・・
帰りの地下鉄に乗るがちょっとこっぱずかしかった。

ま、それはさておき、途中の紅葉風景も綺麗だったし、
収穫以外にもプラスアルファがあって、意外と楽しい日帰りバスツアーだった。
今回は客としての参加だったが、
添乗員は見えない部分で何かと大変だと思う。






ラオス時間(2)

2010-11-06 | 
ルアンパバーンで朝の托鉢風景を見る。

信仰心の厚いこの町では早朝6:00頃より
いたるところで托鉢の風景に出会うことができる。



綺麗に整列し、ずっと先まで大行列が続く様は圧巻。




メイン通りから一本入ったワット・シェントーンへ至る裏道で
長い列をなしていく僧の姿





年齢は幅広いが、こんな小さな子まで。





週末は早朝から多くの人が僧の列を待ちます。

だから僧が通過するところも直ぐにわかります。
朝5:30頃から座って待っているので、
こうした信仰心の厚い人々の姿を追うのもまた興味深い。



ラオス時間(1)

2010-11-05 | 
先月ラオスへ行った時の写真をアップ。

アンパバーンという町、ただただゆっくりとした時が流れている。




メコンの夕景



夕涼み

夕暮れ、メコンを行き交う舟を眺める親子
ラオス人にとっても川辺は憩いの場



昼下がり

カーン川沿いを歩いていて見つけた雑貨屋
ブルーの斬新さが目をひく



朝市

ラオスの女性達は働き者





朝市ではありとあらゆる生鮮食料品が揃う




溢れんばかりの食材の数、人々のパワー。
アジアらしさを感じる。



大胆
生肉や魚は勿論、カエルやイモムシ、蜂の子、ナマズ、アヒル(生きたまま)等も
ふつうに売られている。

食材は路地に所狭しと並べられ
地元の客で大賑わい

朝8時前後がピーク。



光の演出

僧侶は一つ一つローソクに火を入れていく。
ワットは幻想的な世界に包まれる。






ランニングと湯

2010-11-03 | Weblog
週の半ばに休みがあると楽だわ。
月曜休みの三連休もいいけど、後がつらいし。

昨日の夜は知人と名古屋栄のバーを2軒はしご。
普段飲まないモルト系にトライ。芳醇な香り、のど越しにすうっと落ちていく感覚がいい。
大人な味。

今日は頑張って6時半起床。
朝からランニング10キロ。何だか今朝は調子よく走れ、まだまだ距離を伸ばせそうだったが、
空腹が襲ってきたのでここらでやめ。
家に戻って朝食の後は、スーパー銭湯へ。
天然温泉でゆ~たり2時間。これまでの疲れを癒す。
朝風呂は人も少なくゆっくりできていいわ。