仕事納め

朝から雑用と社内の大掃除。昼からは打ち上げをやって夕方には退社。
今年は、全体的に見るとどの方面も不調。
とりわけ中国はひどい。安くてもツアーが売れない。
反日デモ・鳥インフルエンザ・ぎくしゃくした日中関係・凶悪事件・・・中国に関しては悪いイメージが広まっている。これがもろに響いているようだ。原因は料金ではなくイメージ的なものにあるかもしれない。
ビジネス客は別として、来春まではこのようなツアーの不振が続くのではないかと予測される。現に、来年1月以降のツアーの集まりが極端に悪い。地域性もあると思うが、中部の客は特に情勢に敏感なようだ。
東京や関西で比較的売れていても中部では全く反応がないこともよくある話。

見積り

来春以降の個人客向けツアー数十コースの見積り依頼を受ける。
一気に膨大な数の見積り。これはつらい。
多様化する個人客に対応するため、コースのバリエーションが多くなり、ホテル・観光・食事を選択させるコースもたくさん増えた。見積りも複雑化。
手配の際の指示も細かい。
他社との競争激化の中、手間がかかる割には一人あたりの利益が極端に少な個人向けツアー。まさに薄利多売の世界。
今年のように手間隙かけてもコケルと、何の苦労だったかわからなくなる。

尾道

好きな街のひとつに「尾道」がある。かれこれ３回、足を運んでいる。
細い路地や坂を歩きながら、ふっと振り返ると海が見える。
尾道水道を行き交う船をボーっと眺めながら休日を過ごすのも悪くない。
何故か居心地が良く、何故か心が癒される、そんな街だ。
そしてまた来たい、と思わせる不思議な街・尾道。

自転車を新幹線で輪行して、
しまなみ海道を尾道から四国・今治まで自転車で走ったことがある。
何もかもを忘れて絶景を楽しみながら走ることができる感動ルートだ。
こちらもぜひおすすめ。

催眠商法？

以前とある番組で、その街の魅力を伝える特集がやっていた。
番組の終りに、そこを訪れるツアーが通常４９，８００円のところを視聴者特別限定価格３９，８００円にてご提供！などと○○○社のツアーが紹介されていた。
あんなもの、あのコースあの内容だったら既に市場に４０，０００円前後で実際出回っているんだからあえて特別でもなんでもないじゃん・・・と思った。
それにしても、アナウンサーにもう一声もう一声とかけられ、しぶしぶ１０，０００円引きにした○○○社担当のわざとらしい演技には笑えた。

企画の話

自分がつくったツアーが実際にパンフレットになって街で売られる。

あれもこれも入れて盛りだくさんの内容で・・・、そう考えたくなるけど実際は違う。
ただ何でもかんでも入れるだけじゃピントがずれて売れずに終ってしまう。

企画でまず重要なポイント、それは“売り”が何なのか、を明確にすること。
料金なのか、食事なのか、ホテル使いなのか、観光スポットなのか、はたまた特別イベントなのか・・・。
それから、いかに安いコストで魅力的に見せるかが腕の見せ所。
現地事情にも通じていないといけないし。アイデアも必要。

旅することは勿論好きだけど、自分で旅をつくって人に楽しんでもらえることも喜びだ。

はじめに

ツアーの企画、団体・個人ユニット作成・販売が主な仕事。
昔から旅行は好きだった。興味あるところへはどんどん旅した。
でも、最近は現実逃避の為に、旅にでることが多くなった。