業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

癒しの駅・鎧駅

2008-09-28 | 



山陰本線・鎧駅に降り立った。
2両編成のディーゼル列車が走り去るとあたりは急に静まり返った。






上りホームには鎧の港を見下ろせるベンチがある。
ここからの眺めは、思わず声をあげてしまうほどだ。
海の色は驚くほどに青く美しい。
隣の餘部駅の餘部鉄橋のダイナミックさとは対照的に、こちらは穏やかな光景が広がる。

「なんでだろう。涙が出た。」
かつてのこの駅を舞台にした青春18きっぷのポスターのキャッチコピーだ。

そんな心境にもさせられる感じの心に響く駅。

下り列車を待つ間、ずっと暮れゆく海の風景を眺めていた。

この駅を訪ねることだけが目的の旅もありだと思う。



名古屋のランチ事情

2008-09-27 | Weblog
お値打ちに美味いものをたらふく食べたいよね。
最近行った非常に満足度の高いお気に入りの名古屋のランチ店の紹介。オススメ。


○寿司 丸幸(中区錦3丁目)

エレベーターを降りて最初にレジで1,050円を払う。
マグロや海老・烏賊・穴子など10種類くらいの寿司が食べ放題。さらに、焼き魚やシュウマイ・天ぷら・冷奴・惣菜などのおかずの他、サラダに味噌汁・蕎麦までもが食べ放題。コーヒー等の飲み物もある。寿司は奥のカウンターで握っているので本格的。

前回寿司だけでも18貫もいっちゃった。味も回転寿司よりはいいかな。
名古屋の繁華街にあってこの値段。行列が出来るほどでもなく、わりと落ち着いて食べられる穴場的存在の店。
とても満足度高し。制限時間は60分。食べ残しは割増料金なので注意を。


○名古屋クラウンホテル「四季」(名古屋伏見)

セレクトランチボックス 850円。最初に自販機で食券を買う。
4つに区切ったプレートに、テーブルに載った様々な種類のおかずの中からお好みで4種類をチョイスする。和洋中。創作料理。それぞれ小皿に盛られた料理は種類が多くどれも凝っておりとても上品な感じ。どれをチョイスしようかと迷うほど。バイキングではないけれど、そこそこボリューム感があって美味い。とにかく美味い。ご飯は大盛りも可。味噌汁と漬物が付く。
客層もサラリーマンからOLにおばさまおじさまと幅広い。サービス係りもテキパキしていて感じがいい。値段の割に美味いものが食べられる。
何度か行ったがいつも満足。



西の旅 二日目

2008-09-15 | 
2日目。

米子のホテルで朝食を済ませた後、歩いて米子駅へ。そこからバスで「植田正治写真美術館」へ向う。30分くらいで到着。のどかな田園風景のど真ん中に美術館は建っていた。
帰りの1時間後のバスの時間まで、植田正治の演出写真の世界をじっくり堪能。これまでにあまり見たことが無い独特の写真ばかり。レトロ感もたっぷりで、自分にとってはとても新鮮だった。
こよなく地元・山陰を愛した人なんだな。


あいにく天気は曇って「大山」は見えなかったが、素晴らしいロケーション。


バスで米子駅へ戻った後は、いよいよ名古屋へ帰ることに。
伯備線で岡山経由にしようか、山陰線で鳥取経由で帰ろうか。できるだけ費用はうかしたいし、少しでも早く名古屋へ着きたいし。小型時刻表睨めっこ。
結局、鳥取経由の智頭急行経由に決めた。姫路まで出てしまえば、新快速で一気に米原までいける。
まずは、米子からスーパーまつかぜで倉吉へ。山陰線もこの時間帯の普通列車がないので、通常運賃を払って特急に乗車。ディーゼル特急ということでどんな列車が来るのかちょっと楽しみだったが、なかな新しいみたい。座り心地もいいし。


米子駅で出発を待つ「スーパーまつかぜ」



車内は落ち着いた雰囲気。全席禁煙。デッキに喫煙ブースがある。


3両編成で一両目の最前列右側の席は、運転席の後ろの窓から前方が見える。小学生親子がやってきたので最前列の席を譲ってあげた。米子を出発。車内はガラガラ。列車は、意外にもビックリするほど速い。ガンガン飛ばす。快適そのもの。あっという間に倉吉へ到着。ここで下車。倉吉からはディーゼルの普通列車に乗換え。ガラガラの車内はボックス席を独り占め。足を投げ出し、のんびり鳥取へ向う。



鳥取駅のホーム。オレンジ色のが乗ってきた列車。ローカル~。


今度は、山陽本線の上郡まで、特急「いなば」に乗車。
扉の位置などが多少違っていたが「スーパーまつかぜ」と同じタイプのもの。



鳥取駅で出発待ちの「スーパーいなば」。速いからスーパーが付くのか?


一気に山陰側から山陽へ。山間部を走るが速いわ早いわ。沿線風景がまたいい。まさににっぽんの田舎、っていった風景の中を走り、何かとてもいい感じ。上郡に到着し下車。「いなば」は進行方向を換え、岡山へ向けて走っていった。上郡からは山陽線の普通電車に乗り継ぎ、相生を通り網干へ。ここからいよいよ新快速で関西圏を駆け抜け一気に米原へ向う。


駅から虹が。


途中の姫路からは大勢の客が乗車して車内は満席。立ち客も。停車する毎に客は増え、車内はだんだんぎゅうぎゅう詰に。ぎゅうぎゅうのまんま乗ったり降りたりで米原まで絶え間なく混んでいた。始発から乗ったので余裕に座れたけど、米原まで立ちっぱなしはかなりつらいと思う。
米原到着後、いよいよ難所、青春18切符族の乗換移動。列車からおびただしい数の乗客が吐き出され、名古屋方面へ向う列車のホームへ大移動。すさまじい。ホームはラッシュさながらでホームは飽和状態。自分も少しでも人が少ない乗車位置へと急ぐ。
なんとか座れた。このまま名古屋まで乗車。もし座れなければ大垣で下車して次の大垣始発を、と思っていたが、よかった。この米原での名古屋方面への移動はできればもう経験したくないかな・・・。
うとうとしながら、名古屋へ到着。
これで1泊2日の18切符の西の旅は完。







THE 餘部鉄橋 2008年9月

2008-09-14 | 
山陰本線の餘部鉄橋。
明治45年(1912年)の建造から今日まで歴史を刻んできた高さ41.45メートルの鉄橋。
かつて列車転落事故の悲劇も起こったことは自分の記憶の中にも残る。
歴史的建造物から新たにコンクリート製の橋へと生まれ変わる架け替え工事がついに始まった。
この鉄橋の姿もあとわずかで見られなくなってしまう。
そんな餘部鉄橋を9月に訪れた。



餘部鉄橋を渡る列車の中からの眺め。一瞬に通り過ぎてしまう。
橋の下からは大勢の人が列車を見上げていた。



城崎から多くの客を乗せた列車は餘部駅へ到着。多くの見物客がここで下車。さすがに有名。



ホームの脇に立つ標識。



駅構内の踏み切りから鉄橋方面を眺める。



大型クレーンで着々と工事が進行中。



ホーム脇では木々の伐採作業が行われていた。



高台にある駅からの眺めは感動的。



餘部駅構内の全景。至る所がフェンスに囲われ人工的。鉄道写真で有名な”お立ち台”へは立ち入りが禁止されている。
唯一、駅からの海の眺めが心をホッとさせる。



集落へ降りて行くには踏切を渡って坂道を下る。



けっこう急な坂道。



途中で鉄橋を間近に見ることができる。ど迫力。



工事の影響で橋桁の中までホームへの通路になってしまっている。



餘部鉄橋の概要。




集落内を鉄橋が跨いでいる。鉄橋とともに暮らしがある。列車が通ると轟音が響く。



鉄橋の真下から。もちろん単線です。



鉄橋の隣には既に新しい橋桁が・・・



鉄橋の下には川が流れている。



餘部鉄橋の全景。赤い鉄橋がうまく風景にマッチしている。これがコンクリート製の橋に・・・。
工事が進むにつれて景観も大きく変わることでしょう。



列車が鉄橋を通過。あっという間に過ぎ去っていく。






海岸列車で西の旅 餘部鉄橋へ

2008-09-13 | 
青春18切符を手に西の旅。
今回の旅の目的は、消え行く「餘部鉄橋」と宮本輝の小説・海岸列車の舞台「鎧駅」、そして「植田正治写真美術館」を訪ねること。これら3箇所は以前から自分の中でとても気になる存在だった。いつか行きたいと心の奥底でいつも思っていた。
この度、青春18切符も併用し、思い切って旅立ってみることにした。

1日目
まずは、名古屋から時間節約の為、いきなり新幹線で京都入り。次に山陰線の鈍行を乗り継ぎ目指すは、餘部。京都-園部-福知山-城崎-餘部と普通列車を乗り継ぐ。城崎を過ぎたあたりから、日本海が見え隠れ。トンネルを出たり入ったりしながら列車は進む。窓からはその都度海や小さな集落が見える。海岸列車。
京都から5時間半。ついに餘部駅に到着。駅からの眺めもいいし、餘部鉄橋の迫力にはさすがに驚く。やはりすごい建造物だ。感動もん。橋の隣ではコンクリート製の新しい橋への架け替え工事が進行中でやたらと目障り。いろんな角度から鉄橋を眺めた後は、列車に乗って一駅戻って、「鎧」駅へ。降りたのは自分一人。何にも無いところだけど、このホームから眺めは一級。高台にあるホームから一面に広がる青く穏やかな海の風景はなんとも素晴らしく、心癒される。列車に乗った状態では見れないので、ぜひ下車してホームから眺めるべき。隣の餘部駅があまりにも有名だけど、鎧駅を素通りするのは勿体無い。
鎧から再び鈍行に乗って米子を目指す。再び餘部鉄橋をあっという間に通過し、浜坂へ向う。そこでまた普通列車を乗り継いで鳥取へ。列車はディーゼル音を力強く響かせながら闇の中をひた走る。車内はガラガラでボックスシートを独り占め。海には漁火が。
鳥取到着後、今度はちょっと目新しい車両の快速「鳥取ライナー」に乗換えて一気に米子へ。なかなかタフな旅。自分でも思う。
山陰線は列車本数こそ少ないけど、乗ってしまえば、終点で次の列車にスムーズに乗り継ぎができ、先へ先へとどんどん進むことができる。但し、あまり接続時間がないので、ちょっと忙しい。途中下車をすると大幅な時間的ロスが発生する。



餘部鉄橋の全景。新しい橋への架け替え工事が着々と進行中。もう間もなくでこの鉄橋も見られなくなってしまう。





鎧駅に停車中の浜坂行き二両編成の普通列車。
山陰線の列車の扉は、自分で扉のボタンを押して開閉するシステム。慣れないとちょっと戸惑う。




次回は、9月現在の餘部駅と鉄橋の様子をアップ予定。鎧駅の写真も。

青春18きっぷでプチ旅行

2008-09-03 | 
18切符の有効期限も残すところあとわずか。仕事があるので使えるのは基本的に週末だけなのでより使用期間が限定的に。ということで、消化するために先日ぷらっとプチ旅行に出かけた。
行先は中津川。東海道線はいつも混雑しているし、高山線だとまる1日つぶれるし、関西線はまだ未知の世界だし。ふっと思い出して、何年か前に自転車仲間と立ち寄った中津川の焼きそばが非常に美味くて、その味を再び求めて中央線に乗ったわけ。

名古屋から快速で多治見へ。セントラルライナーに乗換え中津川へ。名古屋からの所要時間は1時間ちょっと。近いけど往復すれば18切符1回分の元はとれる距離。
多治見から景色は急速にのどかな田園風景に変わり、山あり川あり田んぼありでなんだかいい感じ。空も青く高く、黄色くなり始めた田んぼが秋色を感じる。電車も空いている。このままもっと乗っていたい気分だったが、終点の中津川で下車。駅前の横断歩道を渡り、路地に入り早速焼きそばの店へ。

                      

店名は、「五十番」。店内は今風のモダンな雰囲気。
TVでも紹介されたこともあるらしく、地元でも有名なお店。

                

焼きそば(450円)を食べる。
焼きそばと言っても塩焼きそば。太麺で具はキャベツとモヤシと豚肉だけ。でも並でもボリューム満点。味付けは塩だけだが、酢・ソース・醤油・唐辛子・胡椒などの調味料が置かれているのでお好みで自由に味付けを楽しめる。自分は酢と醤油がベストマッチで、後半唐辛子もかけて刺激的でgood。そのうち地元民を中心に混み始めてきた。やっぱり美味かった。

その後、駅前をぶらぶらしながら「喜楽」という五平餅屋で五平餅(1本115円)を食す。熱いから気をつけて~と店のおばちゃん。
次に向ったのは、栗きんとんで有名な「川上屋」の駅前店。これからが旬である栗きんとん(1個210円)を買う。そして駅へと戻る。

                   
                
                

そんなこんなで中津川滞在時間は、ざっと約1時間。
ガラガラの快速電車に乗って、デザート?に栗きんとんを食べながら帰路につく。

                   
    
                

中津川B級グルメのぶらりプチ旅行でした。

食べた後は、動く?
ジムで6km走ってたっぷり汗を流す。

旅行と運動と欲張りな1日でした。