気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

小正月をお題にした母の句~女正月

2021年01月11日 | 伊代の俳句

三界に家なきとかや小正月

三界に家は無い などと言われているように 正月でも女性は忙しい

でも今年も そんな女性をねぎらうと言われる小正月(女正月)を迎えた

季語:小正月・・・新年の季語(歳時記で正月-元旦から31日まで)

俳句の歳時記には春・夏・秋・冬の四季の他に新年がある(つまり俳句では五季ある)。

小正月:元旦の大正月に対して、1月15日を小正月という。(14日の日没から15日の日没まで)

この頃になると正月忙しかった女たちがようやく正月気分になれるというので、

元旦を男正月というのに対して、小正月を女正月ともいう。

ことわざ【女は三界に家無し】とは

三界は仏語で、欲界、色界、無色界、すなわち全世界のこと。

女は幼少のときは親に、嫁に行ってからは夫に、老いては子に従うものだから、広い世界のどこにも身を落ち着ける場所がないということ。※goo辞書

祖母や母の生きた時代もそうだった。

(でも幼い頃の子供目線でよ~く観察していると、そう見せかけて操っているのは誰ッ?でしたが

(女正月)とは

正月のお祝いの支度や来客など何かと忙しい女性が、ひと段落し、一息つけるというような意味合いの言葉。

今や共稼ぎの家も多く、ゆえ男性も厨房に入り、お掃除も分担してくれる。

また、スーパーは元旦から開いているところもあり、デリバリーサービスもあり、

煮炊きもしなくても美味しそうなおせちや総菜なども手にはいる時代。

多分、俳句の世界でもなければ、死語に近いではないかと思われる言葉。

でも女性目線で思うに….言葉はなくなっていくとしても、意味合いとしての女正月は必要なのでは・・・。

まだ男性の協力度は少ないのではないかと?

相変わらず女性の方が忙しいというのはあまり変わらない気がしないでもなく・・・。

やはり15日くらいになったら、女同士でランチなど~っていいなと思う。

(今は別の理由で無理ですが…。コロナめっ 

またこの日は小豆粥を食べる風習があるらしい。

小豆のように赤い色の食べ物は ”邪気を祓う” という中国の古い風習に由来しているようで、

小豆粥のかわりにぜんざいを食べる地域もあるようだ。

(やはりランチだ。

ヨッシーさん/イラストAC

       

ちなみに今日(1月11日)は成人の日で、祝日です。

以前は1月15日と決まっていました。つまり小正月。

それは江戸時代まで行われていた ”元服” が1月15日に行われていたことに由来するそうで、

その年の初満月の日に特別な力をもらえるように…ということで、パワースポットならぬ、パワーディだったらしいので、

こんな由来があったのなら、決まった日を祝日にしておいた方が良かったのでは…と私は思います。

別に休日を纏めなくとも(飛び石連休)もそれはそれで嬉しかった気がします。

(連休明けはいつも、経理処理などに、一日中必死な状態だったで 

何だかこの句を解読しようとして、いろいろと調べていろいろなことを知ったような気がします。

勉強になりました。母さん。

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