息子がキッチンに持ち込んだこの黒い物体?何?って聞くと『Siri』だと言う。
なんでもある社員さんが一人暮らしのお母さんに買ってあげたところ以外に高評価だったらしく自分も買ってみたと言う。
まあまあ〜私たちはまだそんな…
というか一人暮らしではないし?って言ったら自分が使いたいから、買ったそうだと。
仕事から遅く帰宅して、ひとりキッチンで食事をしながらこんな風に
『ヘイSiri、ゆったりとした音楽をかけて』
黒い物体から音楽が流れる
『ヘイSiri、もう少しボリューム下げて』
確かに・・・音を下げた。この黒い物体。
翌朝、私が一人キッチンにいると、孫(小学校一年生男子)が入って来て、これはなんだと言うので
『ヘイSiri』って話しかけると、何か答えるよって言ったら
『ヘイSiri今日の天気は?今の時間は?』から始まって、『ヘイSiri、ドラえもん音楽かけて』
はては、お菓子どこにあるか???まで、Siriに質問ぜめ(超面白い〜)と言ってしばらくぎゃあぎゃあ言っていた。
子供にも刺さるらしい。この物体。
ちょっとうるさいので(Siriが可哀想-どんな要求にも答えようとしている-だから、もう二階に行きなさい)って言ってしまった。
ちなみにこの間テレビでソニーのロボット犬(aibo君)の供養をしているお寺が取り上げられていた。
一人暮らしのお年寄りが愛用していて壊れたから、またその愛用していたお年寄りが亡くなってその家族が、ずっと寄り添ってくれていたaibo君を、ただ捨てるのも忍びないと供養を頼むらしい。私たち夫婦が息子たちの五月人形をそうしたようなそんな意味合いがあるのだろうと思った。
ひとり暮らしの増え続ける世の中、一概に機械だからなんて言えない。そんな時代なのかもしれない。
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