新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

独法国立病院・検体検査の実態

2006-11-11 19:58:42 | 医学検査の下請け問題

Photo_12     国立病院・検体検査下請け化の実態

 右の表をクリックして、拡大してみてください。

 患者さんの命を守り、命を測るといわれている検体(血液や尿など)検査に、病院がお金を掛けないことを主眼として、民間の検査会社に下請けさせる、いわゆるブランチラボ化が横行しています。

 国立病院が独立法人になって、機構本部の“広報誌・NHO”に、「ブランチラボは儲かる」とばかり、事実を捻じ曲げて粉飾記事を捏造してまで、ブランチラボを礼賛した記事を掲載し、いっそうの推進を企図したことは、周知の通りです。

 寄せられた質問や照会に、2年以上が経過した今になっても、回答できないでいます。

 支援者のご協力にによって、その実態を把握することができましたので、お知らせし、参考に供したいと思います。

 機構本部による相当な圧力にも屈することなく、ブランチラボは僅かに6施設に留まっていることは凄いことであり、全体の90%以上の病院が、自主運営の検体検査室を確保していることには、心底からの敬意を表するものです。

 なかでも、17施設、1割以上の病院がTRLシステムを選択し、病院の経済運営に貢献しながら、新検査機器や新システムを導入して、自主運営していることは、さすがです。

 病院管理者の見識はもとより、臨床検査室の創意や努力、ガンバリに応援を惜しみません。

 これこそ患者さんのために存在し、命を守り、命を測る検体検査と言えるのではないでしょうか。

 全国的にみても、ブランチラボやFMS方式を採用した病院の多くが、自主運営の検体検査室を取戻そうと、必死の努力を傾注しているのが、最近の傾向です。

 なかには、6年間もかけて病院幹部を説得し、ブランチラボから脱出したT総合病院、いやそれどころか、十数年間の辛酸の末ブランチ⇒FMSを脱却し、自主運営の病院検査室を再構築した、F日赤病院の例もあります。

 これから、どのように推移して行くのか予断を許しませんが、注意深く見守って行きたいと思います。

 間違っても、臨床検査を、儲けの道具にしたり、検体を商品化することだけは、してほしくないものです。