新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

「脳」精密検査顛末記・3

2007-01-18 13:46:04 | 健康・病気

               Photo_4 Dsc01492 ←化石のMRI               対比された75歳のMRI⇒ 

脳の血流量を検査するMRI検査を受けたのですが、その前に、機能訓練室のある4階で、メンタルテスト、いわゆる「物忘れ」検査を受けました。

 カナ拾い、おとぎ話からの母音拾いと内容の理解力テスト、熟語の逆さ読み、暗算問題、記憶力テストなどなど、みっちり30分間程のテストで、痴呆の検査だな、なんて思いで神妙に受けました。

 終わって主治医の結果説明。

 物忘れテストは「俺より良いよ」なんて云われて、いいご機嫌でしたが、ご覧のMRIの画像をみせられて唖然としました。

  MRIは、赤い色調が多いほど血流が良好な証拠で、黄色が中間、青色ほど血流の悪いことを示します。

 一目瞭然、いわゆる血の巡りが悪いとくに、前頭部の血流不良に愕然としました。

 対比として参考にみせられたのは右側のもので、化石より2歳年上の男性の画像でした。 

 少々慰められたのは「この方(対比像)は、この年齢にしては抜群の症例と言えますがね、・・・。」

 とは言え、まざまざと見せつけられたこの現実は、素直に認めざるを得ないものでした。

 「水泳やってウォーキングもみっちりやっているんですがね、どうしたら血行が良くなりますか」に「水泳もウォーキングも地球の引力に逆らっているので、脳の血流には、さほどの効果はない、1日2~3回、逆立ちするのが一番いい」とのアドバイスには参りました。

 もう50年間も逆立ちをしたことがありません。

 血行を促進するための薬剤の処方も受けました。

 食後に1日3回、なにしろ、決まった薬を決まった時間に服用する習慣がまるでないので、しょっちゅう飲み忘れます。

 とりあえず、1ヶ月間、服用してみることになりましたが、薬効はいかに、・・・・です。