脳の血流量を検査するMRI検査を受けたのですが、その前に、機能訓練室のある4階で、メンタルテスト、いわゆる「物忘れ」検査を受けました。
カナ拾い、おとぎ話からの母音拾いと内容の理解力テスト、熟語の逆さ読み、暗算問題、記憶力テストなどなど、みっちり30分間程のテストで、痴呆の検査だな、なんて思いで神妙に受けました。
終わって主治医の結果説明。
物忘れテストは「俺より良いよ」なんて云われて、いいご機嫌でしたが、ご覧のMRIの画像をみせられて唖然としました。
MRIは、赤い色調が多いほど血流が良好な証拠で、黄色が中間、青色ほど血流の悪いことを示します。
一目瞭然、いわゆる血の巡りが悪い!とくに、前頭部の血流不良に愕然としました。
対比として参考にみせられたのは右側のもので、化石より2歳年上の男性の画像でした。
少々慰められたのは「この方(対比像)は、この年齢にしては抜群の症例と言えますがね、・・・。」
とは言え、まざまざと見せつけられたこの現実は、素直に認めざるを得ないものでした。
「水泳やってウォーキングもみっちりやっているんですがね、どうしたら血行が良くなりますか」に「水泳もウォーキングも地球の引力に逆らっているので、脳の血流には、さほどの効果はない、1日2~3回、逆立ちするのが一番いい」とのアドバイスには参りました。
もう50年間も逆立ちをしたことがありません。
血行を促進するための薬剤の処方も受けました。
食後に1日3回、なにしろ、決まった薬を決まった時間に服用する習慣がまるでないので、しょっちゅう飲み忘れます。
とりあえず、1ヶ月間、服用してみることになりましたが、薬効はいかに、・・・・です。