23日、厚労省が新型インフルエンザワクチンの追跡調査で、副作用の報告を発表しました。
ワクチン接種の安全性を確認するために、国立病院機構67施設、22,112人のうち重い副作用があった人は4人、うち3人が入院、4人とも接種当日に嘔吐・下半身の筋肉痛・動悸などが起きたとしています。
このうち副作用が起きやすいとされているアレルギー病歴のある人は1人。
その一方、追跡調査対象以外の医療従事者の接種施設から、軽い副作用23人、重い副作用2人、計25人の報告があり、重い副作用では、急激に血圧が下がる「アナフラキシーショック」や吐き気が報告されていますが、すでに症状は軽くなったようです。
2人は薬などのアレルギーがあったとされています。
専門家によると、医療従事者という健康な成人で重い副作用が4人は「多い」としています。
子供や高齢者、あるいは基礎疾患のある人に接種を広げた場合、どれだけの副作用が起こるか、定かではないのが悩ましいことです。
死亡例は、拡大の一途
国内の7月上旬からの感染者は317万人、うち、23日現在の死者は32人になりました。
米国CDC、23日の発表によると、全米の死者は1,000人、入院患者は2万人、「前例のない感染拡大」といっています。
24日、オバマ大統領は「国家緊急事態宣言」を発しました。
WHO・23日発表、18日現在、世界の死者は4,999人、「実数は、はるかに上回っている」としています。