「後期高齢者医療制度」のからくり(9)
天下り先、がっちり確保!
さすがは「官僚政治」と云われるだけのものはあります。
後期高齢者医療保険で動く金は、全国で10兆円、厚生官僚や総務省官僚が、そう易々と見逃すはずがありません。
これに、各都道府県の役人たちが、我も我もと、この指とまれの大合唱です。
東京都O区の収入役が、広域連合に、年収1.400万円で天下りすると、神奈川県では、事務局長以下50人が、1人年収800万円で天下り、こんな手合いで、全国47都道府県広域連合に天下る地方の役人は、1.311人、これ全て市町村民税で養うことになります。
また、広域連合議会には、地方議会議長が日当15.000円、議員が10.000円で就任。
10月から「金の生る木」に1.800人!
10月から、新たにスタートする「全国健康保険協会」に、厚生労働省を筆頭に、悪名高い社会保険庁から、そして地方自治体から、総勢1.800人の役人たちが大挙して天下りすることになっています。
かくして「後期高齢者医療制度」は、「金の成る木」と化して、群がる役人たちによって、役人天国の構図が出来上がります。
こんなからくり、知ったうえでの自公強行採決だったのか?、「知らなかった」ではすまされませんし、だとしたら、その「罪」は、なお深く重い。
厚労大臣にしても、国交大臣にしても、もはや官僚たちの操り人形と化して、彼らにそっぽを向かれたら、国会答弁もたちまち、立ち往生ですから、泥沼状態は深刻です。