桜の花もあ、っと言う間に終わった、この桜も開花するまでは散々皆でいじくり回すのだが、終わってしまうと何処吹く風、この花の一生もはかない物だ、桜も終わると春も盛り、初夏にと移り変わる、ともすれば…、大体が、ゴールデンウイークをやり過ごせば興津、狩野川と解禁が続く、さすればいよいよだね、我が酒匂の解禁も、だがこの鮎の友釣って言う釣りは何とも不思議な魅力が漂ってる、以前にチョッと触れたと思うが、私は釣りが好きで色々な釣りをして来た、川はもちろん海も磯だったり船だったり岸壁だったり砂浜だったりとね、ま、川よりは海の方が多かった、物心付いた時には釣りをしていたよ、やはり親父の影響だね、今、一緒にヘラを遣っている親父の弟である叔父がヘラ釣りをしている事は20年位前に小田原に帰って来てから知った、私が子供の頃の叔父の印象は鳩のレースに夢中だったとしか覚えが無い、その鳩は今や遣っては居ないが叔父の家にはトロフィーやら盾、賞状だらけだった、私は鳥にはまるで興味は無いが…、脇にそれてしまったが、磯釣りも浜の投げ釣りもクラブに所属していて遣っていた位だった、船も学生で小田原に居た頃は早川の遊魚船数社に出入りさせて頂、面倒を見て頂いた、横須賀に行ってからの船は西伊豆は松崎から銭州やらイナンバやらへの大型魚をターゲットとする釣りを盛んに遣っていたね、だが、子供の頃の友釣でなくある程度わかってからの友釣をするようになったら大変な事になったね、他の釣りは一切やら無くなったよ、シーズンが重なる物は遣りたいなんて一切思わなくなった、小田原に帰って来たのも色々な事が重なっての事だが、酒匂のそばに居れるって事が大きかったね、未だにカミさんは鮎釣りがしたかったからでしょ、って言うよ、それだけ魅力がある釣りなんだよね、私にとってこの釣りに勝る物は今後も無いでしょう。