和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

大菩薩峠

2016-06-16 08:02:52 | 風景写真
大菩薩峠、これは中里介山の長編小説のタイトルです。
二十歳過ぎの活字中毒にかかっていた頃に
日本一の長編小説ということだったので
とにかく読んでみようとの思いで読んだのがはじめ。
当時はすごい小説だなー、これを超える小説が出てくるのかなーなどと思ったりしたものです。
大河小説そのものでした。
それから48年経って
大体のあらすじは覚えていますが、
詳細までは忘れてしまっていたのです。
今回、図書館でこの小説を検索してもらいました。
ちくま文庫全10巻が棚に並んでいました。

今、読んでいます。

目が悪くなったので、多くは読めませんが
毎日少しずつ読んでいます。
場所が色々変わるので旅をしている感じがします。
大菩薩峠から鈴鹿、京都壬生、奈良三輪、十津川、竜神、伊勢、白根山、江戸へと
舞台は変わってきます。(3巻目)
48年の経過の中で自己の経験から小説の捉え方が変わってきているのか。
まったく変わっていないですね。
曼荼羅を紐解くような感じで読んでいます。
中ほどにお銀様が伊吹山のふもとで共同体国を作りますが
その辺が(私が)どう感じるか楽しみでもあります。

この小説に関しては再び中間に書きます。


今日、コアジサイを撮るために家を出ましたが、
雨がなかったので引き返しました。



大和路写真百景⑱⑲

山辺道の虹

虹は基本的に(昼に近い)朝か夕によく出ます。
突然出ますのであわてますね。
細かい雨が降っていることも多く、
レンズに水滴がかからぬように、
またPLフィルター装着時には回転軸によっては虹が消えることがあるので注意。
場所を選べないので、その時に最良のポイントを見つけ出すことが大切です。
この写真の集落は竹之内集落です。運がいいほうですね。


道端のアジサイ

ここは宇陀市の戒場です。
この分かれ道のアジサイは個人的に好きな場所です。
毎年行きます。
親子連れのイノシシに出くわしたのもここです。
子連れなので向かってくることもあるので三脚を握り締めました。
(イノシシが逃げました)
淡い霧が出ればいいのですが曇りの色合いもいいもんです。
人は暗い道から来て、明るい道を下るのでしょう。
50年前はここは杉の木もなく見事な棚田でした。
(実際見たわけではありません、跡が残っています)