836話)育ちがゆっくりトショウ(杜松)

こつこつと小さい苗を植えていたのですが、大同市の幹部やそのまた上の人が視察にくると、必ずといっていいほど「もっと大きな苗を植えたらどうだ」という意見がでます。そのことを北京の青年団の幹部に話すと、「いや、大きな苗を植えるというのは、日本からくる人たちの強い要望です」という答えが返ってきました。

幹部たちの話をいつも無視するわけにはいかないので、いちど、大きめのトショウの苗を植えたことがあります。やはり緑になるのは早いですね。そして、ある意味、ラクでもあります。

トショウ(杜松)は学名で比較すると、日本のネズミサシと同じであったりします。でも、樹形はかなり異なります。たいてい数本をまとめて植えているんですけど、1本であるかのようにまとまって、円錐形の樹形をつくります。乾燥にはものすごく強いんですけど、成長はゆっくりです。とても強靱な木で、荷車の引手や天秤棒をつくるのにいいときいたことがあります。
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