614話)カササギの死骸

 南天門自然植物園を見回っていると、苗畑のなかにカササギの死骸がありました。なんどもみているはずなのに、川島さんが「なんですか、この鳥は?」。

 カササギは、羽の色が、白と黒だと思っていたのに、近くでみるこの鳥は、羽の色が緑にみえるから、わからなかったんだそう。そう。濡れ羽色で、光と角度で、いろんな色合いにみえるんですね。

 大同に持ち帰って、剥製にしてもらおうと考えました。これをカササギの森にかざっておけば、「サギの森」などという悪口を封じることができるでしょう。(これには説明が必要ですね。私たちは将来の森を見越してこの名をつけたんですけど、実際に生えているのは植えたばかりの木だけで、森にはほど遠いのです)。でも、剥製をつくってくれるところは、大同にはなさそうだと、魏生学さんがいいます。

 そのうちに、ハッと気づきました。おそろしい! 鳥インフルエンザです。危うきには近づくべきではありません。そのままにして、あわてて手をアルコールで消毒しました。
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