768話)呉城村のアンズ

 渾源県呉城村は、アンズの栽培をみごとに成功させたところです。1994年から植えはじめ、いまでは4500ムー(300ha)にもなりました。本数にすれば25万本といったところでしょう。

 ツアーの人たちと4月10日にいったのですが、まだつぼみが固く、冬のさなかといったようす。開花は5月にずれこむでしょう。ここのアンズの開花をことしもみることができません。でも、それは悪いことではないのです。

 アンズはつぼみが固いうちは寒さをおそれないのですが、つぼみが膨らんだり、花になったり、実がついたりしてから寒波にあうと、凍って落ちてしまいます。零下2度だと影響は少ないけど、零下4度だと被害がでるとのことです。

 この日、案内してくれた村の党書記、王迎才さんの話では、耐寒性のつよい品種への更新を検討しているそう。植え替えるのではなく、いまの木の太い枝を切り、そこに大人の指ほどの太い枝を接ぎ木するのだそう。すると、1年に2mも伸び、翌年には結果するとのことです。なんとかうまくいってほしいものです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 767話)渾源の酒 769話)大泉山... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。