394話)マツが徒長する

 大同で私たちはマツをたくさん植えていますが、その伸長量は前年の秋からその年の6月くらいまでの雨の量によって決まります。期待するほど伸びてはくれないんですね。その目で、日本のマツをみると、驚くほど伸びています。自宅の近所でもことし1年に1m以上も伸びている若木が少なくありません。雨が多いからだな、うらやましいなあ、と思っていました。

 ところが、小川眞先生によると、これが異常なのだそう。徒長だというんです。チッソ過多が原因として考えられるそう。小川先生の話でもそうでしたし、私がみているところも花崗岩が風化した砂地で、チッソ過多なんかありそうにないのです。考えられるのは天から降ってくること。

 つごうの悪いことに、チッソが多くなるとマツと共生する菌根菌はなくなるそうです。だからマツに肥料をやるのはよくないとのこと。松林の手入れで地表の腐葉土などを取り除くのにも、そのような意味があるのでしょう。マメ科やカバノキ科などの肥料木を混植すると、マツが若いうちはプラスになるけど、成長してからはむしろ害になるそうです。奥が深いですね。
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コメント
 
 
 
Unknown (土八路)
2009-11-05 21:07:42
それを親にして、春に子を生ませます。
それだけではもとの数になりませんから、
子ヒツジを買うこともするのでしょう。

不对!过去一只绵羊一年只产一胎羊羔,现在的‘小尾寒羊’一胎就产4-5只羊羔。
因此5×40=200只,用不着再买小羊了。

 
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