852話)市長が代替地提供を約束

まとまった面積の土地で、しかも外国人がからんでいますから、その決定ができるのは市長本人にかぎられるよう。市長と親しい大同市総工会の柴京雲副主席が会見の段取りをつけてくれました。遠田宏、前中久行両顧問と私とで市長を訪ねました。私は20年近くつづけてきた私たちの緑化協力をくわしく紹介し、旧拠点がなくなり、新しい拠点をつくることができなければ、どんなに損失が大きいかを訴えました。

私の話をだまってきいていた市長は、最後に「わかった。大同の緑化にたいするあなたたちの貢献に感動した。代替地の希望はそのとおりにしよう」といってくれました。即座に武春珍所長が衛星写真をもとにつくった図面を市長のところにもっていきました。市長はそれに数行コメントを書き、サインしました。それで決定なのですね。話にはきいていましたが、自分の目でみたのはこの一回だけです。

市長のサインのはいったその図面をもって、前使用権者の長城山林場に交渉にいくわけです。先方にとっては寝耳に水だったと思いますが、市長の決定には逆らえないのです。具体的な範囲は、現場を含めて、なんどもなんどもやりとりをへて、だんだん煮詰まっていきました。
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