846話)観光の産業化

大同市は従来、石炭の街だったのですね。それ以外の産業はほとんどなかったよう。山西省全体でも、経済は完全に地下資源にたよっていたのです。省のGDPの80%以上が地下資源に依存していた、という文章を目にしたことがあります。

大同市が2番目の産業として押し上げたいのが観光です。世界遺産の雲崗石窟があります。でも、これ1つだと、観光客は1泊で帰ります。観光を産業として考えるならなんとか2泊はしてもらいたいところ。落ちるお金はまったくちがうでしょう。

市内の中心部にある華厳寺は遼代の創建です。火災で焼け、残ったのは大雄宝殿などいくつかの堂宇だけだったのですが、ここ数年で復原されました。お寺の東(写真では手前)にあるのはレストランやみやげものの店がはいる建物です。いわば門前町。私の印象では、こちらの建物が大きすぎるのです。そのために、華厳寺本体がかすんでしまって…。
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