中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
933話)水が減った官庁ダム
北京-大同を以前は夜行列車でいくか、車で8時間以上かけるかしかなかったんですけど、今世紀にはいって高速道路が完成し、飛行機も毎日飛ぶようになりました。便利になったんですけど、よくないことも起こります。
この写真は官庁ダムで、2004年3月のものです。それ以来、官庁ダムの横を高速道路で通りすぎることはあっても、なかにはいることはなかったのです。ですので、古い写真。実際の水際はここから1kmほど先にありました。地元の人に「まだ水が多かったときには、どこまで水がきていましたか?」と私がきくと、「あなたが立っているところは、昔は水のなかだった」と返事が返ってきました。ずいぶん水が減ったんですね。
右側にコンクリート製の水路があるんですけど、あれは「農業は大寨に学ぶ運動」のなかでつくられたもので、あの先端で汲み上げた水をダムの外の耕地に送って灌漑したんだそう。ということは、その先端は水のなかにあったわけです。
干上がった土地は畑になり、トウモロコシが栽培されたり、ヤナギの苗畑になったりしていました。そして、早くに水がなくなったところは果樹園になり、ブドウが栽培されていました。そうなのです。この一帯は中国ワインの有名ブランド「長城葡萄酒」の産地なのです。
この写真は官庁ダムで、2004年3月のものです。それ以来、官庁ダムの横を高速道路で通りすぎることはあっても、なかにはいることはなかったのです。ですので、古い写真。実際の水際はここから1kmほど先にありました。地元の人に「まだ水が多かったときには、どこまで水がきていましたか?」と私がきくと、「あなたが立っているところは、昔は水のなかだった」と返事が返ってきました。ずいぶん水が減ったんですね。
右側にコンクリート製の水路があるんですけど、あれは「農業は大寨に学ぶ運動」のなかでつくられたもので、あの先端で汲み上げた水をダムの外の耕地に送って灌漑したんだそう。ということは、その先端は水のなかにあったわけです。
干上がった土地は畑になり、トウモロコシが栽培されたり、ヤナギの苗畑になったりしていました。そして、早くに水がなくなったところは果樹園になり、ブドウが栽培されていました。そうなのです。この一帯は中国ワインの有名ブランド「長城葡萄酒」の産地なのです。
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