695話)ハチの巣

 植物のことはよく書きますが、動物はあまり登場しません。南天門自然植物園にもかなり動物がふえています。今回、よくみつかったのは、アシナガバチです。虫の大きさは、日本のそれとくらべ、かなり小さい。

 虎榛子と呼ばれるカバノキ科の灌木の根もと近くにこの巣はありました。石の陰で雨風を避けている巣もありました。陽の高い時刻なので、暑さを避けているのでしょうか、巣に止まって静かにしています。それに安心して、写真撮影のジャマになる小枝を取り除こうとしたんですよ。巣を攻撃されたと誤解したんでしょうね。何匹かが飛び出しました。すぐそばでみていた小李(李海静)があわてて手を振り回したんですね。で、ハチはさらに攻撃的になり、彼女のほっぺたを刺してしまったのです。痛い、痛いといって、彼女は泣きっ面。

 私が「こんなに腫れるよ」と、自分の顔にこぶしをあてると、武春珍が「そんなことになったら、高見は責任をとって、日本につれていかなければいけない」といいます。それはちょっと、飛躍が大きすぎる。ご安心ください。そんなに腫れることはありませんでした。
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