中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
1170話)玉皇閣
蔚州古城の城壁は高さ11.5m、一周は3800m余りで、北の部分は復元されていますが、南のほうは失われたところも少なくありません。何気なくこれまで城壁と呼びましたが、中国ではなんというのでしょう? 城墙かな?
城内と城外をつなぐ門は、東西南北に4つあるのがふつうだと思います。でも、蔚州古城に北門はありません。敵が攻めてくるのは北からだから、北に門があるのは危険だと考えたのでしょうか。
いえ、それは考えすぎで、じつは蔚州古城のすぐ北を、西から東に壺流河が流れているのです。だから、北に門があっても、あまり役立たないと考えたのでしょう。
北の城壁は外側に少しふくらんでおり、そこに楼閣が建っています。もともとは軍事上の建造物で靖辺楼と呼んだそうですが、いつのまにか道教の最高神・玉皇大帝をまつる神廟になり、名称も玉皇閣になりました。
国の重点文物保護単位で、いま国費によって修復されており、シートで包まれています。この写真は2016年4月のものです。
城内と城外をつなぐ門は、東西南北に4つあるのがふつうだと思います。でも、蔚州古城に北門はありません。敵が攻めてくるのは北からだから、北に門があるのは危険だと考えたのでしょうか。
いえ、それは考えすぎで、じつは蔚州古城のすぐ北を、西から東に壺流河が流れているのです。だから、北に門があっても、あまり役立たないと考えたのでしょう。
北の城壁は外側に少しふくらんでおり、そこに楼閣が建っています。もともとは軍事上の建造物で靖辺楼と呼んだそうですが、いつのまにか道教の最高神・玉皇大帝をまつる神廟になり、名称も玉皇閣になりました。
国の重点文物保護単位で、いま国費によって修復されており、シートで包まれています。この写真は2016年4月のものです。
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