589話)炭肥の効果(4)

 炭肥の効果がもっとも劇的だったのは前回のダイズですが、効果が乏しいか、問題がでたのがアワでした。写真は右から順に、1平米あたり、1)炭肥0.5kg 2)炭肥1.0kg 3)炭肥1.5kg 4)炭1.0kg 5)農家肥0.5kg 6)無処理 です。炭肥というのは、木炭2に農家肥1(重量比)を混合し、2週間ほど発酵させたものです。

 アワのばあい、写真ではその差がわかりにくいので、穂の重さ(ナマの状態で20本ぶん)を順にならべますと、1)443g 2)507g 3)375g 4)230g 5)590g 6)305gです。

 いちばんよかったのは、5)の農家肥0.5kgで、つぎが2)の炭肥1kgです。アワは農家肥の量に反応していると言っていいでしょう。そして、炭はある量を超えると生育を阻害することが、はっきりとでています。その傾向は、ダイズ、トウモロコシにもありました。

 ここの土はpH8.5で、日本ではちょっとみられない強アルカリ性の土です。炭もまたアルカリ性です。炭が生育を阻害する原因の1つと考えられますが、はたしてそれだけでしょうか?

 日本の土は大部分が酸性で、炭をいれて効果があるのは酸性土を中和するからとも考えられていました。だけど、こうやってアルカリ性の土でもその効果が発揮されるのは、興味ぶかいことです。小川さんは、そのことをとてもよろこんでいます。
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