362話)2種類のトネリコ

 植える木の種類をふやすことは、最初から追求してきたことです。仏教や道教の寺廟にはほかにない植物が保存されている可能性があります。それをさがしはじめたのは、立花吉茂代表のやり方に学んだからです。

 雲崗石窟でそれまでみたことのない樹木をみつけました。それがトネリコ。北京の街路樹にたくさんつかわれていることを知りました。これはいいと考えて、試しに育苗をはじめてもらったのです。私は試しに、といったのに、いきなり大量の育苗がはじまり、環境林センターの苗圃を占領しました。

 あとでわかったのは、そのトネリコはアメリカーナだったことです。できることならシネンシス中国種がほしいですね。何年かまえ、新疆大学を訪れたとき、ウルムチの街路樹にトネリコがたくさんつかわれていました。大学のキャンパスのトネリコにはシネンシスの表示がありました。

 お世話になった先生に、種子をたのんだところ、親切に送ってきてくださいました。環境林センターで育苗をはじめ、いま2年目です。葉をくらべてみると、かなりちがいますね。左がアメリカ種、右が中国種です。トネリコについては、私のもう1本のブログにくわしく書いています。関心のある方はこちらをどうぞ!
http://blogs.dion.ne.jp/koko_tayori/
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