735)炭肥をつかった実験

 炭と堆肥を混合して作物に投与すると、肥料効果がずっと高くなるということで、「バイオ炭」の名で注目されるようになりました。私たちの顧問の小川眞さんは早くからその提唱をされており、日本バイオ炭普及会の結成にあたられ、その会長です。

 昨年はヤナギの枝を焼いた炭をつかったのですが、ことしはより入手しやすい材料として、トウモロコシの芯を焼きました。よく乾燥しているんですけど、木の枝などよく燃えてはくれません。

 それに加えたのは農家肥です。ふつうは堆肥と訳していますが、ほんとのところ、ちょっとちがいます。ひとや家畜の糞尿を土と混ぜたものです。日本では人糞尿は液体の状態で、こえたごにいれて運びました。大同の農村では土とまぜ、個体の状態で動かすのです。乾燥しているので、そうするんですね。糞尿と土との割合はよくわかりません。まちまちだと思います。

 その炭肥をいろんな量で投与して、トウモロコシと大豆の試験栽培をおこないました。ことしは畑に余裕があったので、反復実験を含め、11アールほどの土地をつかいました。
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