1027話)大同の市場(8)

瓮(かめ)にはいった酒を量り売りしています。「散酒」というのかな? たいていは蒸留した白酒で、度数の低いものでも40度を超えています。ほかの店ではコーリャン酒の原酒75度があったのですが、この店では70度が最高でした。値段は1斤=500gが7元で、日本円にして140円弱。

酒だったらなんだっていいという私だって、あまりおいしいとは思いません。今年の4月にも2斤を買ったのですが、最後まで飲みきることはありませんでした。汾酒などがでると、やっぱり手はそっちに伸びるんですね。汾酒は山西省の銘酒で、ずっと以前のことですが、中国の八大銘酒のひとつに選ばれています。

よけいなことかも知れませんが、銘酒の産地はなぜか貧しい地域です。いいえ、そうではなくて、酒がおいしいために、貧しくなったのでしょうか?
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