マイペースで行こう

キリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、19年目に入りました。

分かち合い

2013-01-17 08:54:46 | 神学校・講座
今学期の聴講では、説教理論、弁証論、宣教学(異教・異端)のクラスを受講しています。

先日の弁証論のクラスは、ブックレポートの分かち合いでした。
各自持ち時間3~4分で、自分の選んだ本の感想や要点などを紹介しました。
みなさんの関心や視点も含めて、興味深く聞かせて頂きました。

私は「科学と宗教」を読んで、レポートを作成しました。

「科学と宗教」A.E.マクグラス 著 稲垣久和・倉沢正則・小林高徳 訳 教文館



「序」には、このように述べられています。
「…自然科学と宗教の複雑な関係を理解するには、少なくとも一つの宗教と主要な一つの自然科学(物理学ないし生物学が望ましい)に関する一般的な知識が必要である。この興味深い分野を研究したいと願う学生の多くは、その予備知識が不足していることに失望する。本書は、こうした状況に応えるために書かれている。…」

入門的な書とは言うものの、素地のない私には、結構なボリュームでした。
中世のキリスト教世界を土壌に生まれた自然科学とその発展、それに向き合うことで生じてきたキリスト教の多様な考え方(自由主義、近代主義、新正統主義、根本主義、福音主義)の概要を整理する助けになります。
各章の最後に、内容をさらに深めたい人向けの文献リストもついています。


さて、今回の短い分かち合いの中でも、クラスメイトの話を通して、興味の広がりや理解の深まりがありました。
共に学ぶ醍醐味ですね。

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