マイペースで行こう

キリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、19年目に入りました。

4年目のスタート

2019-01-28 21:03:42 | 教会の風景
東村山聖書教会は4年目を迎えました。
礼拝は平均十数名の参加者ですが、講師を含め折々の行事等に訪ねてくださった方々も入れると、100名以上が足を運んでくださったことになります。
現在は特定の団体等に属していないものの、主にある交わりの中で、この開拓教会が育まれていることを実感しています。






2019年1月の礼拝説教(旧約講解分2回)のあらすじを掲載しておきます。
今月からサムエル記に入りました。

2019年1月 サムエル記第一 1:1-19
 現代人も人間関係に悩む。人間関係をテーマに考えたい。エフライムのラマという町のエルカナには、二人の妻、ハンナとペニンナがいた(1:2)。最初の妻ハンナとの間に子供を授からず、当時の慣習により、ペニンナを妻に迎えたのだろうか。ペニンナとの間には子供たちが生まれた。エルカナは家族を連れて、シロでの礼拝に毎年出かけていた。これらの記録から、二人の妻を迎えるだけの経済的なゆとりと落ち着いた信仰を持つ、ある程度恵まれた一家の話なのかという印象だ。ところが、『エルカナの二人の妻』の間には大きな問題があった。それは、ハンナに対するペニンナの嫉妬、嫌がらせだ(1:4-6)。エルカナがハンナに心遣いや愛情を示すと、ペニンナの嫉妬はますます深まり、陰険な嫌がらせも毎年続いた(1:7)。ハンナの心は深く痛んでいた。ただし、そもそもの原因とでもいうべき、ハンナの不妊が神によることだと聖書は語る(1:5,6)。これは、決して嫉妬や嫌がらせを肯定していないが、神の計画があることを示唆している。信仰者にも人間関係の悩みはある。不当に苦しみ悩むこともある。問題解決もままならないことも。ただ、どんな場合の糸口も、まずはすべてのことを握っておられる主に向くことだ。
 祈りの心と聞いたら、どんな心の状態を思い描くだろうか。聖書は、「『ハンナの心』は痛んでいた」(1:10)とし、その心の苦しさ、苦々しい思いを示す。また、ハンナ自身のことばにも、(1:15)「私は心に悩みのある女」、(1:16)「募る憂いと苛立ちのために」と自分の心を表現している。そのハンナが「主に祈った」(1:10)。「主の前で長く祈って」(1:12)、「心で祈っていた」(1:13)など、その時の祈りの様子も伝えられている。聖書は、祈りの時間の長短も声の大小も定めていない。ハンナの場合は、呻くように長時間祈っていた。そのようにして、ハンナは「主の前に心を注ぎ出していた」(1:15)。それまで溜まっていたものをすべて出し尽くすまでに打ち明けていた。しかも、ハンナは誓願を立てて祈った。神のみこころに沿わない誓願は悲劇を生むが(士師記11:30,31)、この時のハンナの誓願は神の遠大なご計画が実現していくために用いられる。ハンナの信仰は、「万軍の主よ」(1:11)という呼びかけにも言い表され、「苦しみをご覧になり」、「心に留め」、「忘れず」、「男の子を下さるなら」と大胆に祈り求めている。すると、「主は彼女を心に留められた」(1:19)私たちは喜びの時も悲しみの時も、神に打ち明けることができる。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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対話、そして寄り添い

2019-01-24 00:35:40 | 神学校・講座
先日は、牧会ステーションの基本クラスに参加しました。
朝から四ツ谷へ。
会場準備をして、みなさんを迎えました。


午前は、「牧会的説教」をテーマに講義と質疑応答が行われました。
途中、小グループでの分かち合いの時間も。
説教には説教者と会衆の双方向の対話的要素があるということでした。
講師の具体的なエピソードも織り交ぜられ、教えられ、考えさせられ、励まされる内容でした。

午後は、「寄り添う」ことがテーマでした。
自分が相手のために何もできそうにないとしても、一緒にいるということがお互いにとって力になるようです。
相手のために何かを「してあげる」という時点で「寄り添う」のとは違う関係になっているのでは
…というのも考えさせられました。





今回、個人的にちょうど良いタイミングで教えられたことも、特にいくつかありました。
納得感と充実感を味わって、会場を後にしました。

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申込みを受付中

2019-01-21 00:15:48 | 神学校・講座
前の記事で告知しました、牧会ステーションの申込みを受付中です。



この牧会ステーションは、キリスト教教職者を対象とした継続教育の場です。
私は、前身の「牧会塾」時代から、現在の「牧会ステーション」になっても、多くの助けやセルフケアの示唆を受けてきました。

2019年度は牧会ステーション3年目。
牧会の現場で奮闘している教職者の助けとなるべく、今後の展開に期待しています。




牧会ステーションの申込みに関するお知らせは、facebookページで公開されています。
基本クラス・特別クラスともに定員がありますので、まだ検討中の方々は早めの申込みをお勧めします。


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もうすぐ受付開始

2019-01-10 10:24:52 | 神学校・講座
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
… 遅ればせながらのご挨拶になりました。


さて、2019年最初の投稿は、「牧会ステーション」について、もう一度ご案内します。
キリスト教 教職者の継続的な学びと親交を深める場を提供するものです。
私たち夫婦も運営のお手伝いをしています。

その「牧会ステーション」が、2019年度の申込み受付をもうすぐ始めます。


◎受付開始
2019年1月14日(月) 9:00

◎方法
必要事項を公式アドレスまでお知らせください。

◎注意事項
特別講座・その他のクラスに「単発参加」を希望する場合も、同じようにお申し込みください。
ただし、単発参加は、「仮申込み」の扱いになります。
「仮申込み」は、全参加の申込み数が定員に満たない場合にのみ、空席分に限り先着順で受け付けていくことになります。
あらかじめご了承ください。


関心のある方はご覧ください。
牧会ステーション 2019のご案内

2019年度は、「教会におけるハラスメント」をテーマとする特別講座も開催します。
牧会ステーション 2019 特別講座のご案内




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