マイペースで行こう

キリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、19年目に入りました。

positionalではなくfunctional

2017-11-27 17:12:35 | 教会の風景
昨日も、教会に集まった方々と幸いな礼拝の時間を過ごしました。
ただし、集っている各自の状況は様々です。
中には、試練のただ中を通っておられる方もいます。
今が順調であろうと逆境であろうと、真実な神に信頼する姿には、こちらが襟を正され、祈り心を新たにさせられます。

午後は、有志による話し合いと役員会。
この話し合いの前半には、いつも学びを入れています。
最近は、『信徒といっしょの牧会』 (井出定治 著 いのちのことば社) から学んでいます。



昨日は、牧師と信徒の関係や牧師の権威の問題について、学びました。
牧師の権威は、positionalではなく、functionalだということを再確認。
参加者各自が、教えられたことを自分のことばにして分かち合うことで、ますます理解が整理され、深まります。
共に学びつつ、運営上の具体的な話し合いも進められ、ゆっくり前へ一歩一歩。


さて、もう月末になります。
11月の礼拝説教(旧約聖書からの講解説教の分)のあらすじを掲載しておきます。

2017年11月 士師記8-9章
 『落とし穴』は、目立たないために気付かずに近づいて陥るものだ。主によってミデヤン人に大勝利を収めたギデオン。イスラエル人は彼に「私たちを治めてください」と申し出た(8:22)。それに対し、ギデオンはきっぱりと断り、イスラエルを治めるのは、彼でも彼の子孫でもなく、主であると明言した(23)。ただし、ギデオンは、戦利品から金の耳輪を求め(24)、その金でエポデを作り、彼の町オフラに置いた(27)。聖書はこれらの出来事を淡々と伝えている。だが、イスラエルを救うために尽くしたとはいえ、これらのことは、律法にかなわず、しかも実質は王のようであり、公私混同が過ぎたのではないか。「それはギデオンとその一族にとって、 落とし穴となった」(27)。ただし、真実で憐れみ深い主は、民には四十年の穏やかな時代を(28)、ギデオンには幸せな晩年を(32)与えている。主への感謝と礼拝を差し置いて、人間への称賛と美化に向かうところに危険がある。常に主を拝する者でありたい。
 「言行一致」とは「口で言うことと行動とに矛盾がないこと」(大辞林)とされる。身近な人や家族への信仰の証しと継承に大切なことだろう。エルバアルこと、ギデオンの言動は息子たちにどのように伝わっていたのだろうか。彼は息子のひとりに「アビメレク(私の父は王)」と名付けていた(8:30,31)。ギデオンの真意は不明瞭だが、いずれにせよ言行一致とは言い難い。父の死後、『エルバアルの子アビメレク』は、自分が王となるために兄弟たちをことごとく滅ぼそうと企んだ。彼は、自分の母方の親類、同郷シェケムの人々を味方に引き入れた(9:2,3)。彼らの身内びいきが判断を狂わせ、アビメレクの愚行を助長させた。彼は手に入れた資金でならず者を雇い、難を逃れた末子ヨタム以外の兄弟たちを皆殺しにした(4,5)。アビメレクが王になると(6)、ヨタムはその愚行を非難した(7-20)。主はこれらのことを見過ごさず、アビメレクとシェケムの人々とに相応の報いをもたらされた(22-24,56,57)。ギデオンが言行一致を欠いたことの代償は、あまりにも大きかった。言行一致の自己吟味を欠かさず、主のみこころを行えるようにと祈りたい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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いよいよ明日

2017-11-24 14:15:02 | 神学校・講座
聖書宣教会の中庭も、秋の深まりを感じさせてくれます。



明日はいよいよ、聖書宣教会の賛美礼拝。
火曜日の夜にはゲネプロを終えました。
そして、今日も授業の合間を縫って、聖歌隊のパート別の練習やチャペルの会場準備。

訪ねてみたい方、興味のある方は、聖書宣教会のサイト内の賛美礼拝の案内をご覧ください。

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誕生日

2017-11-20 20:50:12 | ちょっと息抜き
昨日は妻の誕生日でした。
今回は前日にお花を用意。



ちょうど、教会の仕事が午前中と夕方から夜にかけてでしたので、ランチは二人でいくらかゆったりと時間を取ることができました。
本当にささやかなお祝いではありましたが。

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早いもので...

2017-11-18 14:55:12 | 神学校・講座
聖書宣教会の賛美礼拝まで、あと一週間。
先生方をはじめ、教会音楽専攻の研修生や賛美係の方々の尽力により、準備が進んでいます。
私は、皆さんの足を引っ張らないように... 気をつけます。

さて、今年の賛美礼拝は、宗教改革500周年にちなんだテーマとして「福音」が掲げられ、説教と賛美が構成されています。
地域の皆さんにも開かれた礼拝の場となっていますので、今まで教会に訪ねたことがなくてもキリスト教や教会音楽に興味がある方々も歓迎致します。

詳細は、聖書宣教会のサイトの賛美礼拝のお知らせをご覧ください。



写真は過去の記事より

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祈り

2017-11-15 23:38:56 | 教会の風景
今夜は教会の祈祷会。
集まった方々と心を合わせて、教会の課題や個人的な事柄についても、神に祈りをささげました。
私たちは、自らの限界や必要について素直に認めて、全能なる神の御前に祈ることができます。
重荷を降ろせるところがあるということは、私たちにとって本当に心強いことです。
しかも、神の最善を期待することができます。

最近の祈祷会は、学びの要素として「教会の調和」をテーマにしています。
『教会の“調和” 健全な姿をめざして 』(野田秀著、いのちのことば社)をテキストにして、参加者による輪読と分かち合いをし、私は内容のまとめや補足なども加えて、少しずつ読み進めています。
聖書に根ざした教会のあり方を一緒に考えて、取り組んでいるところです。





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