マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

忘れることも・・・

2008-02-22 15:21:19 | 教会の風景
今週はなんだかとても忙しくなってしまった。
なんとか新約緒論の発表も終わり、疲れはあるもののホッとしているところ。

遅くなったけれど、日曜日の記録。
礼拝説教のダイジェスト。
聖書箇所 創世記41章
「時が来ると実がなる」

ヨセフが牢獄からエジプトの宰相に任命されるまで。
この章で事態は急展開。
神さまの摂理の中で、必要とあればまさにこのようなことも起こりえる。

主の恵みを経験したヨセフの心は?
彼に生まれた二人の息子たちの名前に反映されている。

マナセ:「忘れる」を語源「神が私のすべての労苦と私の父の家の全家とを忘れさせた。」

エフライム:「実り多い」を語源「神が私の苦しみの地で私を実り多い者とされた。」

苦しみは、私たちの内に苦々しさや憎しみや怒りをもたらすことがある。
多くの場合、経験した苦しみそのものよりも苦々しさや憎しみや怒りが、その後長い間私たちを苦しめる。
その苦々しさや憎しみや怒りを忘れることができれば、それ以上の克服方法はないだろう。

苦しみを経験した記憶そのものを消すことは決してできない。
心のどこかに閉じ込めることはできても本当の解決になってはいない。
それは何かの拍子に急に現れて、その人をコントロールし、悩ませる。

しかし、神の恵みは、苦々しさや憎しみや怒りを消すことができる。
忘れることのできる幸いが、神さまより与えられる。
主は、私たちを苦々しい思いから解放し、実り豊かな人生を送らせてくださる。
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