パパの子育て七転八倒

平日仕事が遅く代りに週末に集中して育児してます。ワークライフバランスと[父親が考える育児]がキーワードです。

続・DS 攻略本について

2009年07月26日 | 仕事と育児
前回、攻略本について、創造性の芽を摘んでしまうという指摘をしましたが、あくまで攻略は攻略で、それ以外に自分で
物事を考えて進めよう、と分別がわかる年齢って、いったいいくつなんでしょうか?

すくなくとも、小学校低学年のうちは、創造性なんていう言葉自身知らないので、まあ目の前にあるものを受け入れるという、
いわばあるがままの生活を、普通は送るでしょうね。
その普通の生活の中に、なんでも指南してくれると攻略本から自然と脳に叩き込まれることは恐ろしいことだろうと
思いますが、それって、大人の世界にも普通にあります。
受験や試験の攻略本だったり、デートで失敗しないための指南書だったり、はては、株投資で失敗しない方法だったり、と
世の中あふれてますね。
なので、子供向けの攻略本ばかりを責めるわけにはいきません。
ただ、大人になれば、攻略本、またはHOW TOものに頼る(=人生を指南書に預ける)かどうかは自己責任となりますが、
子供に対して、「攻略本を見て育ったのは、自己責任ですから」
とは言えませんよね。

では、そういう自分は攻略本、HOW TOものに頼らずに生活しているかというと、直近ではそんなことはありません。

好きなジャンルのうちの1つに、旅行・旅 がありますが、行先の情報としてガイドブックを買って読み込んでいます。
見方を変えればガイドブックも立派な旅行先の攻略本になりますね。

ただ、自分の場合、ガイドブックはあくまで参考まで。
天気とか、治安とか、両替のレート、交通の便などの基本的な情報まではできるだけマスターすることを心がけますが、
それ以上の観光情報には頼りません。というかあてにしません。
そこは現地に行ったときの「お楽しみ」です。
そこで出会うかもしれないわくわく感まで先取りするようなことをして、現地で味わう楽しみを半減させるようなことまでは
しません。

おとなはそのような判断はできますよね。
でも、こども、しかも小学校低学年まで、そのような分別を持たすのは正直不可能です。

攻略本はなくても先に進める。
そんなことは当たり前で、自分で考えることがまず先にあって、解決できないことができたときに、まわりのみんなに
協力を仰ぐ。
そんな当たり前な状況が崩れている現代の子供の環境には、もう少し深く考える必要があると思います。