先生もつぶやく、生徒もつぶやく。

横浜市でピアノ教室を主宰しています。レッスン中の面白出来事などを紹介中。

演奏会に行こう!

2006-06-30 10:36:27 | Weblog
先日、ゾルタン・コチシュというピアニストの
演奏会に行ってきました。


もともと、あんまり行くつもりではなかったのですが、
その前に行った某ピアニストの演奏会にちょっと落胆しましたので
げんなおしもかね、
「えいやっ!」と突如、思い立って。

本屋さんでよく、「表紙買い」をやるように、
私は演奏会のチケットも「表紙買い」します。

普通は、おめあての演奏者のCDやら聞いて「いいわ~」と思って
その人の演奏会に足を運ぶのでしょうが(え?違う??)
私の場合、あえて聞かずに行って、喜んだり落胆したりします。




今回もCDを一枚も聞かず、突撃。





で、感想。






素晴らしかったっ!!!


のです。



最初のモーツァルトは、私の趣味ではあまりなかったですが、
そのほかの、リスト、シューマン、ドビュッシーはとても好感もてる
いい気持ちにさせてくれた演奏会だったと思います。


圧巻は、アンコールのバルトーク。
切れ味抜群。
ひきこまれました!!


こういう演奏会こそ、スタンディングオベーションがふさわしいよなあ。
と思いつつ、思いっきり拍手してました。
空席があったのが残念でした。



しみじみと、やっぱりロックにしろ、アイリッシュにしろ、ジャズにしろ、
クラシックにしろ、ビールにしろ、

   生が一番!!!
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ピアノのお仕事~伴奏①~

2006-06-23 18:30:40 | ピアノのお仕事
先日、知り合いに頼まれ、
ピアノ・チェロ・ヴァイオリンの合同発表会の
お手伝いに行ってきました。

とびっきりのおしゃれをしたプリンセスが大集合!

 う~ん、かわいい。

私にも本当にあんな時代があったのだろうか…





ところで、発表会というと、私は以前、ヴァイオリンの発表会で
ある意味貴重な体験をしたことがあります。


ヴァイオリンにはたいてい、ピアノ伴奏がつくんです。
で、私はその発表会に出演される生徒さん全員ー30名近くの
伴奏をすることになったわけです。


当日は朝から、出演する生徒さん一人一人とのリハーサルで
ベルトコンベアー式3時間ぶっ通しでピアノを弾きっぱなし。
各人にそれぞれあわせるので、普段の倍くらい疲れます。
それが終わって、やっと
「あー、疲れた。さ、お・弁・当 」と
お茶を一杯のみ、チョコをかじったとたん、
開演を知らせるベルがあっ!



   お 弁 当 ~ 。 。 。






結局、炭水化物を取る間もなく、そのまま舞台に上がったわけで、
もう始まる前から、疲労状態。


途中、舞台袖に戻れるチャンスがあったため、
そこで、差し入れの栄養ドリンクを

一本一気飲み!




しかし、どうもきいてなさそうなので

もう一本一気飲み!!




 その結果、


    酔っ払ってしまいました。








普段、酔っ払うことがないのですが
このときばかりは、地球が回っているのを実感しました。

実際、舞台上の暑さも加わり、気持ち悪いし、倒れそうでしたが、

ここで倒れたら、次の仕事はない!!

という私のアツイ思いが、支えとなり
なんとか最後まで弾ききれたわけです。

しかし、発表会終了後のスタッフ打ち上げ時に、主催者が
「本当に今日はありがとう!お疲れ様!もう、ビールでも何でも飲んでねっ」
と言われたときには、

  

   いや、もうできあがってます~

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冥利

2006-06-21 02:04:58 | レッスン日記
今日は、ちょっと前まで教えていた生徒のお話。


ピアノはまあ、嫌いではなく、普通にレッスンにも通っていました。

 が、



    結構、人前だと緊張するタイプ。




ほんの少しだけプレッシャーをかけても、やっぱり緊張してしまいます。





ですので、私はその子が

    「学校でやる合唱のピアノ伴奏を決めるオーディションに挑戦しようと思う。」

といったときには、少し驚きました。



なんといっても、聞く人の数が違いますから・・・


でも、滅多にないいい機会。ぜひぜひがんばって、オーディションに合格しようね!!
とはっぱかけたところ、見事合格!!



そして、責任も重大であることを自覚したらしく、




今までになくよく練習してくる!!




お母さんからも、「なんだかよく練習しています」とお墨付きをもらいました。



    結果、私は人間の成長過程を目の当たりにしました。







ピアノに向かう時間が長くなるので、テクニックもつくし、レッスンでのアドバイスもきちんと納得してくれるので、またそれを踏まえて上手になる、という積み重ね。

自覚を持ってそれに努力するっていうのは、本当にすがすがしいし、こちらもうれしくなりますね。




 さて、当日。


本人いわく、「すっっっっごく、緊張したけど、まあうまくいった!」とのこと。






その後も、いろいろな場面で弾き、緊張と快感を味わってくれたようです。








こういうのがあるから、やめられない






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根性!

2006-06-14 01:28:40 | レッスン日記
ごたぶんにもれず、私もサッカー観戦しました。

試合後、速攻でテレビを消して寝ましたが・・・。



今日のレッスンでは、みな一様に雰囲気が暗い。


まあ、そういったものですね。



その中で、一人のサッカー少年。

いつにもまして、眠そうです。




話によれば、レッスンが終わった後、一眠りの後、夜10時からの試合を見て、
寝て、また夜明けにおきて試合をみて、その後朝練だそうです。






たいした根性です。。。



私にはとうていできそうもないです
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音を聴き取るちから(6)~まとめ~

2006-06-07 19:33:58 | 音を聴き取る力
かなり駆け足でしたが、こういった独学で私はそれらしきものを
身につけました。

でも、まだまだ課題はたくさんあります。


   ・・・・・・・・



例えば、移調奏なんかは苦手だし、複雑で長い曲などはやはり即興できないし。

ただ、この力を身につけたおかげで、私は
譜よみと暗譜が段違いに速くなりました。
なんといっても、譜よみが終わるころにはほぼ暗譜ができています!

以前なら、譜よみをして、曲を弾きこんで最後に暗譜だったのに・・・。





ぜひぜひ、「即興とかできないし・・・。」と思っている方にこそ
チャレンジしてほしいです!
ソルフェージュが苦手な私がここまでできたのだから!!







ここで、練習を続けるポイント


それは、

過度な練習はしない!
(かなりのストレスになります)




なんでもいいから楽しむこと!



そして、

必ず、失敗してもいいから即興しないといけない状況に追い込む!




そういった意味では、バレエピアノという職業はオススメかな・・・?





あと、これは大前提なんだけど、

自分がきちんと狙った音を弾けることも重要かも。
なんとなく、指を動かすだけでできちゃった、となると
音を聴かないで「弾く」だけになりかねないから。

きちんと、この音を弾く!って思いながら弾いて、結果違う音になったら、
それはそのギャップを徐々に減らしていけばいいわけで、
そうしていくうちに、頭の中のイメージと現実の音がきちんとリンクされていくから、
より近道だと思います。



みんなでがんばりましょう!


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音を聴き取るちから(5)~ちょっと難しいかも~

2006-06-07 19:32:59 | 音を聴き取る力
さて、これまでに私が身につけたものをおさらい。

1.コードを見ながら弾く。
  右手:メロディ+それに合うハーモニー
  左手:コードをもとにした伴奏

2.五線譜からコードを割り出す→初見能力のアップ

3.コードパターンにあわせてメロディー(あてはまる音)をつける






次にやったのは、


          コードパターンを作ること。




でも、これはすでにある楽曲のコードパターンを借りてくることのほうが
多かったし、いい参考にもなったのですが、そのほかにもうひとつ。


あるメロディーにコードで伴奏をつける。



という方法。




いわゆる伴奏付けというもので、これは散々、学生時代にもやっていました。
苦手でしたが、、、

ただ、そのときと違うのは



和音進行に制約をつけない。






具体的にいうと、ハ長調のメロディーだったら


    ソ ラ シ ド  レ ミ ファ
    ミ ファ ソ ラ  シ ド レ
    ド レ ミ ファ ソ ラ シ


の、どの和音をどういう順番で使ってもいいという風にしました。


学生時代のときは、この和音のあとにはこの和音を使うという制約が
ありましたが、それをなくすことでポップス等で聴きなれているハーモニーが
できやすいようです。
(実際に練習するときは、色々な調で練習するとさらに効果的です



このあたりになると、
メロディーラインを作るときに培った


「あわてず、騒がず、走らずに!」


が功を奏して、少々間違ってもびくともしません。





・・・人間かわるものです。   続く


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音を聴き取るちから(4)~即興へ、挑戦!~

2006-06-07 19:31:24 | 音を聴き取る力
はてさて、どういう練習をするか??



やってみたのは、短いコードパターンを決めて
それになんでもいいから、メロディーをつける、というもの。

最初のうちは、メロディーというより、




     パズル・・・?




何でもいいから音をはめ込むっ。

といった感じ。




とりあえず、弾いてるうちに

       「間違えたっ!」





と思っても、

あわてず、騒がず、走らずに(避難訓練のようだ)
隣の音に移ると、間違えたメロディーラインがなんと
おしゃれなメロディーラインに変身!することを発見すると



   結構余裕らしくなってくる(見かけだけは)


これが案外楽しくなって、
循環和声を使って(コードで言うと、F-G-Amなど)延々弾いていたりした。
(実際には色々な調でやると、この後応用がききます)


さて次のステップは・・・?    続く。


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音を聴き取るちから(3)~やっぱり即興できるようになりたいね~

2006-06-07 19:31:11 | 音を聴き取る力
さて、コード弾きと初見には大分慣れてきた私でしたが、大きな難問が。。。。


それは、




          即興!




・・・・・・。



やっぱりできないんですよ、即興が。


バレエピアノでやる場合、


人前で




しかも、




絶対演奏を止めちゃいけない!


となると、なかなか度胸が・・・。


ということで、まずはおうちで練習開始




・・・続く。





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音を聴き取るちから(2)~コードの威力~

2006-06-07 19:30:56 | 音を聴き取る力
ということで、ひょんなことからバレエピアニストの仕事を
させていただくようになりました。 (バレエピアニスト編参照)


ところが、最初のうちは何とか、楽譜を用意してこなしていましたが、
段々とそれでは間に合わなくなってきました。

実際、各ステップの度に楽譜をくるのもバタバタとして、大変・・・。



そこで、メロディーの上にコードをつけただけの
ジャズでいうリードシートを用意して弾くうちに、コード弾きが随分
容易にできるようになってきました。

大分楽になったところで、右手のメロディーが単音だけというのが
さびしくなり、メロディーの下にコードを参考にハーモニーを
つけるようなりました。

単純に小節の頭(1拍目)だけから始まって、徐々に増やして・・・。



そうなると今度は、いつも使っている五線の楽譜を弾きながら(聴きながら)、
コードで説明できるようになっちゃったわけです。



こうなると、まず、初見がすごく楽になりました。



何せ、初見とは


いかに手を抜いて、それらしく弾くか?



ですから。

基本的なコードさえ間違わなければ、あとは適当、もとい、適度に音を減らせば
いいわけで。



こうして、手抜きの女王への道を歩んでいくようになった私であったのです。

・・・続く。

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音を聴き取るちから(1)~私の場合~

2006-06-07 19:30:44 | 音を聴き取る力
さて、このシリーズでは、私の「こうして私は音をききわけるようになった!」お話。



さかのぼればそれは音大生だったころ・・・。


苦手でした・・・(泣)





授業では、先生がピアノを弾いて、学生が五線譜に書く、というのを
よくやりましたが、本来なら、「ド」で終わるはずのメロディーが
「レ」で終わったり、指定された小節数にあてはまらなかったり・・・。



なかでも和音の聞き取りは悲劇的でしたね。


いっぺんに4つの音を鳴らされても





聴き取れるかっ!?





と。



・・・やけでしたね~。


こんな私ですから、もちろん即興演奏など夢のまた夢ですが、
そんな私に転機が訪れます。


それもまた一筋縄ではいかないのですが。。。   ・・・続く
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