先生もつぶやく、生徒もつぶやく。

横浜市でピアノ教室を主宰しています。レッスン中の面白出来事などを紹介中。

カラダ→音、ココロ→音

2021-09-16 10:03:10 | 身体とピアノ
先日、健康診断に行ってきました。
過去最高に低い血圧をマークし、看護婦さんに3回も測られてしまうという。。。

どうりで最近、ふらふらすると思いました(笑)

でも、大体元気です!

それはともかく。


先日来、読んでいる本。

    「脳には妙なクセがある」

心が楽しくなるから、笑顔になるのではなく、笑顔にするから心が楽しくなる、みたいなことも書いてあります。


思ったより、私たちの体には心にものすごく影響を与えている、というのを専門家がおっしゃるわけで、そうそう!とうなずきながら
読むこともあって、なかなか面白いです。


ということで、カラダとピアノの関係が顕著に表れた対照的なレッスン風景

その1 カラダ→音
どうしてもinしてしまう音をだしてしまう、生徒さん。
もう少しoutして、開放的な響く音を出したいのですが、、、
まじめで一生懸命。
余計な力を抜くのがちょっと苦手です。「力抜いてみよう」では抜けないタイプ。
ふと
「重心を下げて、おへその下あたりに重心があるように感じながらやってみよう」というとビンゴ!
ふっと良い音がでました。


その2 ココロ→音
こちらが弾き方をいろいろ説明してもラフな音ばかりでなかなか
響くおとにならない。
ふと
「ねえねえ。今、手に任せて動かしてるだけじゃない?
動かしたら、こんな音出ちゃった、で。
こういう音を出したいなあ、って思って弾いてる?」
というとビンゴ!
まったく違う音がでてきました。


その場その場でビンゴになる言葉が違うって、やっぱり面白い。
それは、その生徒のそのときにしか通用しない、というのも長年の経験でわかってきました。
だから、私もいつも必死で今までの知識や想像力を使ってその場で考えます。
だから新しい発見になって、立ち会える。
やっぱり面白いねえ。
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身体とピアノ (余談)

2006-10-08 21:40:54 | 身体とピアノ
今日、母から、食事のときに脇が開いてみっともないと
指摘されました。

そこで、ふと気が付いたのですが、
ピアノを弾くときにきっちりと脇をしめて
弾く生徒がいます。

そのときに、「ナイフとフォークでお食事してるみたいに脇を少し開いて」
と注意することがありますが、
今日はその正反対を注意されてしまいました

確かに音楽は、世界共通の言語だとは思いますが、
やはりいろいろな面で「ズレ」というのは、必ず生じてきます。
それがそれぞれの文化の個性だと思うわけです。

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身体とピアノ③

2006-09-06 22:29:46 | 身体とピアノ
しかも、弱い音のときに力を入れる、ということは、
それだけ、音に関するコントロールもきかないわけで、
例えば、静かに収めるように弾くところなど、


    丁とでるか半と出るか。ほとんど博打でした。


レッスンでも「何でこんなところで苦労するの?」という感じ。


そういう時は、やっぱり腕や肩に力が入っているんですね。

それを直すべく気をつけたことは、やはり姿勢。

背中をそらないようにまっすぐにし、首の後ろが伸びるように・・・

演奏が始まれば、それをベースに色々動きますが、基本はその形を
気にすると、余計な力は入らなくなりました。


自分で教えていても、割と男の子は余計な力を入れなくても
ピアノが弾けるようですが、(もともとある体力で)
女の子はがんばって力を入れて弾いてしまうことが多いような気もします。
指導者はそれを上手くもっていかないといけないと、
思う昨今です。



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身体とピアノ②

2006-09-03 21:12:26 | 身体とピアノ
そのときに言われた言葉が



   自由落下のような腕の脱力


を心がけることでした。


 
ピアノの鍵盤のかなり上から、「ふっ」とちからを抜いて腕が
落ちるにまかせて、鍵盤をたたきます。
イメージはボールがバウンドするような感じ。

音自体はラフな音ですが、腕をいつもこの状態にしておくことを心がける
ように、との注意でした。


これで、かなり力を入れるクセ・・・強い音に関しては大分
楽に弾けるようになってきました。


その反面、弱い音を弾くときに同じようなやり方で弾くと
音が立たず、結局、弱い音を弾くときには、かなり力が
入ったままの状態がかなり長く続きました。
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身体とピアノ①

2006-09-01 15:20:31 | 身体とピアノ
人によって、演奏するときに良くも悪くも「クセ」というのは
出てしまいますが、私の悪い癖は、どうしても
余分に力が入ったまま、弾いてしまうことでした。


原因は今思えば、練習環境にあったような気がします。

我が家では騒音を気にしていて、アップライトピアノ時代、
ピアノと壁の間に、マットレスをいれて、音を吸音していました。
もともとアップライトはグランドに比べ、響きが少ないうえに加え、
マットで吸音された音はほぼピアノの響きがない状態です。
そんな中で、練習していたと思われます。


     そうすると、どうするか?


こどもながらに、がんばって弾いた結果、一生懸命、必要以上の力をいれて
ピアノを弾くようになったのかな、と思います。



大学に入って、特にそれを指摘され、そこから
ジレンマの日々が始まったわけです。

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