先生もつぶやく、生徒もつぶやく。

横浜市でピアノ教室を主宰しています。レッスン中の面白出来事などを紹介中。

身体とピアノ③

2006-09-06 22:29:46 | 身体とピアノ
しかも、弱い音のときに力を入れる、ということは、
それだけ、音に関するコントロールもきかないわけで、
例えば、静かに収めるように弾くところなど、


    丁とでるか半と出るか。ほとんど博打でした。


レッスンでも「何でこんなところで苦労するの?」という感じ。


そういう時は、やっぱり腕や肩に力が入っているんですね。

それを直すべく気をつけたことは、やはり姿勢。

背中をそらないようにまっすぐにし、首の後ろが伸びるように・・・

演奏が始まれば、それをベースに色々動きますが、基本はその形を
気にすると、余計な力は入らなくなりました。


自分で教えていても、割と男の子は余計な力を入れなくても
ピアノが弾けるようですが、(もともとある体力で)
女の子はがんばって力を入れて弾いてしまうことが多いような気もします。
指導者はそれを上手くもっていかないといけないと、
思う昨今です。



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身体とピアノ②

2006-09-03 21:12:26 | 身体とピアノ
そのときに言われた言葉が



   自由落下のような腕の脱力


を心がけることでした。


 
ピアノの鍵盤のかなり上から、「ふっ」とちからを抜いて腕が
落ちるにまかせて、鍵盤をたたきます。
イメージはボールがバウンドするような感じ。

音自体はラフな音ですが、腕をいつもこの状態にしておくことを心がける
ように、との注意でした。


これで、かなり力を入れるクセ・・・強い音に関しては大分
楽に弾けるようになってきました。


その反面、弱い音を弾くときに同じようなやり方で弾くと
音が立たず、結局、弱い音を弾くときには、かなり力が
入ったままの状態がかなり長く続きました。
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身体とピアノ①

2006-09-01 15:20:31 | 身体とピアノ
人によって、演奏するときに良くも悪くも「クセ」というのは
出てしまいますが、私の悪い癖は、どうしても
余分に力が入ったまま、弾いてしまうことでした。


原因は今思えば、練習環境にあったような気がします。

我が家では騒音を気にしていて、アップライトピアノ時代、
ピアノと壁の間に、マットレスをいれて、音を吸音していました。
もともとアップライトはグランドに比べ、響きが少ないうえに加え、
マットで吸音された音はほぼピアノの響きがない状態です。
そんな中で、練習していたと思われます。


     そうすると、どうするか?


こどもながらに、がんばって弾いた結果、一生懸命、必要以上の力をいれて
ピアノを弾くようになったのかな、と思います。



大学に入って、特にそれを指摘され、そこから
ジレンマの日々が始まったわけです。

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