アンソルジーストック水槽。
当初本種のみだったが、先週フロントーサのチビが
混泳状態になりますた。
輸入卸屋のストック状況としては
太らせ過ぎる事はやらないので
こんな感じ。
餌喰いがずば抜けて良い子は
お腹周りが頭部よりも太くなっておる。
管理スタッフとしてはここからが
観察力の腕の見せ所でしてね
例えばコレ。
水面近くにホバリングしている子や
明らかに他の個体との接近を避けている
個体がチラホラ出てきております。
これはサイズ差にして1センチ程度、胴回りの太さは3mmほどですが
その差が共食いの始まりを示しておりまして危険を察知している細い子や、チビが警戒を始めている行動。
これを数日放置するとデカい子が
チビのヒレを齧って売り物をしての価値を既存したりチビを丸呑みしちゃいます。
丸飲みすると、ハイカロリーな栄養を摂取した分だけ数日でぐぐぐっとサイズアップし、そこからは確変状態で
チビが日々丸飲みされて立派な個体が数匹残るだけと言う
商売としては最悪な、生き物管理者としては目がフシアナな人認定への道を
邁進する状況へ陥りますなwwww
これとは異なり、ベビーのポリプの場合は
餌を食べずにヘロヘロなモヤシになってしまうとの相談もある。
この場合は、原因がいろいろと想定できるのだが
赤虫を与えても食べないなら、ジャギジャギ赤虫に加工すれば良い。
また、赤虫を与えるって言葉と行動の認識がズレテイル人同士で、やり取りしている人為的なミスも考慮すべき。
例・赤虫を与えた→冷凍状態のブロックをそのまま水槽に入れるのを、売り場管理(個人宅飼育は別)
ではおっさん推奨してますが、これを解凍後に与えているだけでもかなりの差が出てきます。
特に解凍後10分も20分も経過していてはその差はもっともっと広がり1時間経過した物だと別物ですw
しかしながら、どのパターンであっても「赤虫を与えた」と言う言葉の上では同じ行動になります。
よーく観察しましょう。
よーく考えましょう。
赤虫観察しましょー。
解凍したら水が真っ赤になるって事はどういう事。
赤虫を摂取した生き物は、摂取した赤虫のどのパーツが
栄養源になっていると思う?
独特な臭いが集魚性を高めているなら、その臭いは
赤虫の殻から出ているのか、体液なのか?
冷凍赤虫と言えど、形状&冷凍方法&添加物の差で
解凍時にどんな差が出る?
実際に自分の使ってる商品だとどんな溶け方する?
すげーー差が有ります。
その差を一つ一つ理解する努力はある程度の記憶力も必要としますし
観察力も必要になりますから、向いてない人も出てきますw
それゆえに、人材の向き不向きによる差を減らすために
「ブロック状の解凍前のまま水槽へ入れる」を基本にしちゃってる。
そんな訳で、「赤虫を食べない」との言葉の意味を
よくよく検証してみると、実際には解凍して長時間放置してしまって
体液流出(この時点で栄養価が激減)し、それと同時に魚が好む指向性の高い
臭いも流出して魚側から見て魅力を感じない、もしくは餌として認識しずらい状態に
人間側が加工しちゃっていないのか?って部分がとても大事になってきます。
あと、解凍して多数の水槽へ振り分ける場合のデメリットととして
実際のところ、1水槽に対して冷凍状態のブロックで換算すると
何ブロック分与えているのかを、やってる人間がワケワカメになってるリスクが
非常に高い点も見過ごせましぇん。
陸上生物(ウサギなど)なら餌箱に入れるエサの量を
与える人間が認識しながら与えるだろうし、テメーの飯なら
茶碗の大きさなどで調整するのに、なんで解凍した赤虫になると
重量換算での与えた量を真剣に考えないの?
こーゆー例えを交えるとハッと気が付きましぇんかね。。
ここまでの話を読んで、それならば魚のお腹の出具合を
一つづつ確認しながら、長時間使ってでも確実にこなそうとの
判断をする人も居るだろうが、それは個人店や自宅水槽では正解でも
ショップで雇われてる人の場合は、正解とはなりえましぇん。
だって、時短出来る方法はいくらでもあるし、そもそもお店ごとの
ルールもあるでしょうしね。
それをやるにはルールを捻じ曲げるか
常日頃から厚い信頼を勝ち取って全権委ねてもらうか、嘘偽りで全身塗り固めて自己流を通すか、その辺りになるだろうな。
ん?何の話だっけwwwww
昼の出荷作業時に暇を見つけてちょいちょいこんな文章書き足してると、途中で何書いてるか忘れるわ_(┐「ε:)_
もう、すっかりジジだにゃ(*´-`)
ジジイは素直にWar Robotsでもやりながら
ゆくる生きていかねばにゃ(*・ω・)ノ
なんにせよ、人間日々勉強です。
相反する考えにぶつかって悩んだら
相談すべし。
相談する相手間違えて、あらぬ方向へ行ってしまったとしても、それもまた経験(*´-`)
どこかのタイミングで自分自身で気が付けばオッケーだし、間違えに気が付ける人間はペット飼育関係の仕事に向いてる。