ブルーエンペラー(インパイクティスケリー) 176
南米原産の小型カラシン。特異な形状のヒレを持つエンペラーテトラに近い仲間であるが
本種のヒレは良く見る形状となっており見分けは容易。
販売水槽では比較的地味で特徴も無い魚と見られがちであるが
数ヶ月の飼育で、しっかりと成魚に育て上げる事で初めて本来の青紫色を見せてくれるタイプ。
飼育者の手で育てて色を出すタイプの小魚は、良いモノを買って即満足する近年の傾向とは相反する存在ゆえに販売数視点で見ると当然売れない魚と言える🥺🥺🥺
んがしか~~~し、育てて色を出すのが難しい品種では無い為
初心者でも普通に飼育していれば勝手に仕上がってくれる本種のようなタイプは
別の視点から見ると売っていくべきタイプとも言える。
例えば販売店では地味に見える個体群が主に売られているのに
エンドユーザーが数ヶ月飼育した手持ちの個体は青紫色の美しい子に仕上がってる点に注目するとそれってつまり家の子は売り場の子よりも全然綺麗って気持ちがエンドユーザーに芽生えやすい。
誰に対するマウントって訳じゃないけど、そこは人間、やっぱ自分とこの子が
圧倒的に綺麗なら満足感を店でも感じる機会が生まれるのが普通。
その満足感を感じる機会を増やす為にも、無理に売りつけるべきとは言いませんが
オススメは?って聞かれた際には後々の満足感を踏まえて紹介する価値のある品種だと思う。
こ~ゆ~何気ないオススメ的な一言って言われた側は案外覚えているものでしてね
逆に言った側はすっかり忘れん坊将軍になるんだけど、自分が忘れている間に
勝手に満足感を感じてもらえて、また何かあの人に聞いてみたいって思われる事は
小売人にとってメリットしかない訳ですから、その辺りの副次的効果が二重三重と時間差で効いてくる接客術も少しは意識した方が自分の人生豊かになり易いお٩( 'ω' )و
まあ、最終形態がどんなに綺麗でも育成が難しい品種であればユーザー宅での死亡リスクの方が高くなる訳で
それを初心者にもオススメするのは相手の力量を十分に見て察して考えてあげられない
傾奇者の愚行なので、その辺りとの区別はしっかりとねwww
そんなこんなで本種は小魚全般と混泳も出来る大人しい性格と美しさで個人的には好きな品種。