今日、1月15日は「とんど焼き」(あるいは「どんど焼き」など)ですね・
この「とんど焼き」も、地方によっては、呼び方も行事の内容も異なるようです
因みに、私の大阪府高槻市の地域の最寄りの神社では、下記の画像のように、「とんど祭」と言われています。
そこで、今回も、前回の記事に引き続き、そもそも、「とんど焼き」とは、お正月のどういう伝統行事なのか?
どういったものか、あまりお判りにならない方に、今年も、昨年の今頃の時期とブログの記事のネタが、ほとんど同じように掲載することになりましたが・・・、
昨年から、新しく当ブログとのご縁を戴いておられるブロ友さんたちは初めての記事ですので、先輩のブロ友さんもご一緒にお付き合いくださいね。
・・・当ブログの≪武人の豆知識コーナー≫の今年、二回目の勉強会にしたいと思います。
(昨年、当ブログの記事に掲載した文章など参考に再編集して掲載していますので、ご了承ください。)
「とんど焼き」とは・・・?
年中行事の一つで・・・1月14日の夜か1月15日の朝に「門松」や「注連縄」、「書初め」などを持ちより燃やす行事で、青竹、藁(わら)、杉、檜の枝などで作った小屋ややぐらを作り、「正月飾り」、「書き初め」を一緒に燃やして、その燃やした火で餅を焼いて食べて健康を祈願したり、燃えかすの舞い上がる状態から運勢を占ったりすることもあるそうです。
地域によっては「どんど」「さぎっちょ」「左義長」とも呼ばれるそうです。
古来の風習
昭和以前の古い作り方は刈取った田畑に太い竹を八本ほどでピラミッド状にし、底に木の枠を作りムシロを引き外側に「ごんぼじめ」と呼ばれる注連縄状のものを掛け出入り口をつける。
竹の先には日の丸、扇、御幣、鯛の飾り物などたくさんつけ、子供はその中で15日まで寝泊りし、とんどを守る。
15日朝に集めた「注連縄」などとともに火をつけ、とんどの倒れた方角により今年一年を占う、ばらけて倒れると不調だとされていたそうです。
またその灰で鏡餅などを焼いて食べたりなどしたそうです。
私は九州の田舎の出身ですが・・・小さい子どもの頃は、村の組や班ごとに、田んぼの中とか、火を燃やしても家事などの心配がない広場などに、たくさんの上記のようなお正月のお飾りや、近くの山から雑木などを切り出して、みんなでその木々を縄で引っ張って来て、燃やして、お餅やサツマイモなどを焼いて食べた記憶があります。
今は、田舎でも昔のように、「とんど焼き」の炎や煙が燃え上がる光景は見れないでしょうね。
↓我が家も、今朝(15日)、地元の「野見神社」に、しめ飾りなどを納めて来ました。
ここの神社も町のど真ん中にあるので・・・今は、昔のように都会の街中で火を燃やすことが出来ないので、皆さんが地元の神社に納めて、それらを他の安全な設備の場所に移動して燃やすようですね。
ついでに、この後は、「十日戎」について、勉強しましょうか
既に、1月10日の前後の日に済んでしまいましたが、西日本では一般的な行事ですが、あまり他の地域では、そういう風習が薄いようですが・・・「十日戎」についても、≪武人の豆知識コーナー≫の講座に追加しましよう
↓高槻恵比寿の「えべっさん」の風景です。(下の画像は昨年の画像を参考に掲載しました。)
「十日戎」とは・・・?
「とおかえびす」と言って、1月10日および、その前後の9日が「宵戎」、11日が「残り福」と言われている・・・戎社の祭礼です。
俗称は、関西では「えべっさん」と呼ばれています。
1月10日前後に商売繁盛の神として親しまれる、戎(恵比寿)神(「えびす様」)を奉り、参詣者が商売繁盛を願う祭礼です。
さて、十日戎に関連する知識を勉強しましょうか・・・
「商売繁盛で笹持って来い」の囃子ことばも有名です。
福笹につける縁起もの(「小宝」または「吉兆」と呼ばれる)で、えびす様への願いや信仰を表すそうです。
参拝客は、神社が授与する、野の幸・山の幸・海の幸を模した小宝または、小宝のついた福笹を購入して、神様からの「御神徳」を持ち帰って、お店やお家に、一年が置いたり、壁背にかけたりして、福を貰います。
近畿地方では、何処の戎様も盛大ですが・・・特に今宮神社(大阪市)は有名ですね。
「福娘」も良く聞かれる言葉ですよね。
今宮神社の十日戎に奉仕する女性のことで・・・。開催に合わせて毎年、たくさんの応募者の中から複数名が選抜され、神社への奉仕と、十日戎のPR活動を行う女性たちで、金の烏帽子と千早がトレードマーくです。
この後は、いつものように、朝の撮れたての花を掲載します。綺麗な花にひと時の癒しをどうぞ
野見神社の境内の寄せ植えです。素晴らしい立派な寄せ植えですね。↓
パンジーの花です。↓
シクラメンの花です。
菊の花
薔薇の花です。前回の記事の蕾の薔薇が開き始めました。↓
本日も、ようこそ、ご訪問戴きまして有り難うございました。