hiroべの気まま部屋

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父からの手紙:第16回(1992年4月?日)

2013-08-14 08:55:18 | 父からの手紙
 父からの手紙16回目をお届けします。

 父の字は自己流の崩し字で読めない字が各所にあります。次のように一部加工しましたので
ご承知置きください。

 ①句読点もない文章のため、句読点は適当に補いました。
 ②誤字、脱字はそのままとしました。旧漢字も可能な限りそのままとしました。
 ③略字、当て字は「カタカナ」表記としました。
 ④個人名は、関係者しかわかりませんが、一応仮名(イニシャル)としました。
 ⑤一部私の説明を追記しましたが、追記部分は‘  ’で囲みました。

 1992年4月?日 父79歳

 ’特段のイベントもありませんでしたが、近況報告の手紙です’

 拝啓

 此の処寒さが一寸戻って来た様ですが、早や四月も半ば、此の寒さが過ぎれば、春本番の
暖かさが来るでは無いかと期待して居ります。

 皆様其の後御変り御座いませんか。御母様如何ですか。折角、御自愛下さる様御願ひ致します。

 此の冬は、当地では風邪が大変はやり、KO‘姪’が一番ひどくやられ、学級閉鎖とかで熱もく
回復がやゝ遅れ、私も腹をこわし心配しましたが、御蔭で入院迄ではゆかず有難く想って居ります。

 本宮山の裏に作手村と云う処が有り、四、五年前、明正大学(令者教室)の社会見学で一度
行った事が有り、寒狭川の上流でも有り、アマゴが釣れる由、私の釣りの友人で鈴木さん
(名鉄を退職された方)が、車でわらび採りと釣りを兼ねて、今月の終り頃に辦当持ちで一日
遊びに行こうと誘って戴いて居り、楽しみに志て居ります。
 わらび採りも箱柳や隆生寺の様な近くでは採る処も少なく、駄目に成ってしまひました。

 岡崎も昨年、プロの野球も出来る立賑な野球場が隆生寺に完成致しました。SI‘三兄’の処の
長女昨年成人式、当年は次女が短大に入りました。TA‘次兄’の長男は昨年校に入り、次男が来年、
校に入ると想ひます。
 KS‘母方の叔父’君宅には久しく御無沙汰志て居り、暖かく成ったので一度遊びに行く心算で居ります。
 KZ‘母方の伯父’の七カイ忌の法事が今年は有ると想ひますが、流れる年月の早さ志みジミと感じます。

 老人クラブの総会も終り、一寸暇に成り、想付くまゝに近況一筆致しました。

 (SI‘三兄’の奥さんの御父様が亡くなられ、先日葬儀に行って参りました)

 皆様のご健康切に御祈り申志居ります。

 皆々様                             SK‘父’