(新潮社:「小澤征爾」チラシより転載)
月曜日(29日)は、松本城を見て、正午のあずさで帰ってきました。
天気が良ければ、上高地に行こうと思っていたのですが、台風10号も近づいており、穂高も雲の中
と思って、松本城だけを見て、帰宅となりました。
さて、小澤さんのコンサートです。
昨年から名称が、「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」と変更になってさらに人気が出たのか、昨年は発売開始
わずか3分でネットのチケットは売り切れとなり、断念となりました。
今年は、2月と6月に松本を訪れていて、OMFは来年に、と思っていたのですが、今月初めの長岡の花火を見て帰った翌日の
4日の朝に、溜まっていたメールを整理していると、チケットぴあのメルマガがあり、タイトルに「小澤」さんの名前を見つけたのです。
開けてみると、OMFの追加発売の案内でした。
発売開始は、4日の10:00から、メールを読んだのはその1分ほど前、急いでHPにアクセス、申込み画面にたどり着いたら、
すでに、1分ほど過ぎていました。
ということで、小澤さん指揮の二つのオーケストラコンサートは、案の定、ソールドアウトでした。
そんなわけで、一旦ぴあのHPを閉じたのですが、他に小澤さん指揮のコンサートはないのか?と再度開いて、調べて行って、
「Gig」という名称のコンサートを見つけたのです。
プログラムは下に貼り付けましたが、ジャズのピアノトリオとの共演のコンサートで、小澤さんは「ラブソディー・イン・ブルー」を
指揮するということで、「これ好いじゃん!」と申込み、何と!チケットが取れちゃったんです。
で、コンサートの結果です。「Gig(ギグ)」というのは、ネットで調べると、今では広い意味でジャズのコンサートを
表しているようです。つまりは、ジャズトリオとの共演ということで、「コンサート」とは呼ばず、「Gig」としたようです。
しかし、ジャズの共演部分も楽しめ、クラシックのプログラムあり、小澤さん指揮の「ラブソディー・イン・ブルー」はガーシュインの
代表曲と、いいことばかりです。
当然、演奏も、小澤さんの体調もあって、主に「村上 寿昭」(詳しくはこちら)という若い方が指揮していますが、サイトウキネン・
オーケストラとの息の合ったキレキレの演奏が素晴らしかったです。
ピアノトリオもよかったです。特に、マーカス・ロバーツの新たに作曲した「ラブソディー・イン・ディー」という曲が凄かったです。
まさに「ガーシュイン」の再来か?と思わせる、クラシックとジャズが融合した世界が展開されました。
オーケストレーションも彼がしたんでしょうかね。とすると、さらに凄い人ですね。
そして、最後は小澤さんの「ラブソディー・イン・ブルー」でした。小澤さん、ジャズトリオ、サイトキネンオーケストラ、
まさに三位一体の大協奏曲が、ともかく素晴らしくて、興奮ものでした。
おそらく、9/25深夜のNHKBS(プレミアムシアター)で、この模様が放送されると思います。再度あの興奮を味わいたいと思います。
素晴らしい演奏、聴き逃せません。是非、皆さんも録画お忘れなく。
松本市内もOMF一色です。
最後に、松本城も。この日は北アルプスは雲の中でした。
縄手の「かえる」がやたら派手になっていました。それと松本、この日は暑かったです。そうそう、今年3度目の松本でした。