(瑠璃光寺・国宝五重塔)
ツアー初日の宿泊地は、岩国の錦帯橋からバスで山口市まで移動、市内の「湯田温泉」でした。
泊まったのは「ユウベルホテル松政」というホテルでした。町の中の温泉地ということで、お洒落なホテルというほどではなく、結婚式場としても使われる地方都市のいわゆる観光ホテルといった、ごく一般的な温泉ホテルでした。
夕食は一応会席料理となっていましたが、なにぶん団体旅行の常、料理が次々と出てきて、一挙にお腹がいっぱいになりました。この地方の名物料理は、写真の最初(最上段の左端)の「瓦そば」という、瓦の上で焼いてタレを付けて食べる茶そばです。これ美味しかったです。
湯田温泉、やや熱めの湯でしたが、泉質はさっらと系で気持ちよく疲れをとってくれました。そして二日目、寝心地抜群の布団で熟睡して寝ざめもばっちりとスタート、最初の訪問地は市内の「瑠璃光寺」(wikipedia)でした。
この瑠璃光寺、山口を支配していた大内氏の全盛期を伝える曹洞宗の寺院ということですが、有名なのは国宝の五重塔です。
今回の旅、天気は3日間ともほぼ曇りでしたが、2日目の午前中は小雨模様で、この瑠璃光寺も小雨でやや煙っていて、それがかえって一層、重厚で落ち着いた雰囲気を演出していてくれた気がします。
(大内氏の基礎を築いた「大内 弘世(おおうち ひろよ)」の像、背後は瑠璃光寺の本殿)
なお、瑠璃光寺境内は香山公園として整備されており、毛利家時代には藩庁を萩から山口に移した13代毛利敬親(もうり たかちか )から15代までの藩主の墓所となっています。
また、幕末期の薩長同盟の密議が行われた「枕流亭(ちんりゅうてい)」がここに移築されています。
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瑠璃光寺訪問の後は、下関まで移動して、ふぐ料理の名店「春帆楼」でふぐ会席の昼食となりました。
期待のふぐ料理がいよいよ!と思ったのですが、結果は△でした。ツアーの予算内でということもあるし、やはり団体では駄目ですね。先の湯田温泉のホテル同様、次々と出てきて、せかされているようで忙しく、ゆっくり味わうことなく一挙にお腹がいっぱいになりました。使われていたふぐもどうやらトラフグではなく、空揚げなど冷めていて、これが名店?という結果でした。そうそう、冷めてはいましたが、一番おいしかったのは「ふぐ飯」でした。
昼食が終わって、次に向かったのは同じ下関の長府の毛利邸でした。それは、次回に!