昨年の5月から始まったZ祭りも、早や完結編。長かった様な短かった様な。高速使って映画をわざわざ観に行くのも、やっと終了ですよ~(田舎は辛い)
いつものようにダンナを運転手にして、やってきました映画館。11時20分の上映を観ましたが、ビックリしたのは今まで来た中で一番観客が多かった事です。しかもカップルね。うちら(CPと呼ぶのも恥ずいが)含みで6組。その上女の子の二人組もいたりして、人数も多かったですよ(約20人)。1部2部とも貸切状態だったから、何か違和感あったりして(アホ)。
いきなりアクシズとの会見から始まった第3部でしたが、あっという間に100分過ぎました。2部終了時点でTV版残り20話以上だったので、どうやって話を纏めるのかすごく気になっていましたが、さすが編集ものを過去何作も作ってきた富野監督、ちゃんと収束させてありました。
特筆すべきは、TV版の1話分を切り刻んで、別の話のエピソードに挿入している事。観ながら「○話のシーン、順番が変わっとる~!」といちいちチェックしていましたが。観終わったらすっかり吹っ飛んでしまいました(やはり1度観ただけでは把握は困難/汗)。それぐらいZの物語を読み込んだうえでの作業、それだけでこの映画は観た甲斐があると言うものです。
ただし、Zガンダムファンという立場から見ると、当然ながら色々とツッコミを入れたくなる点がいっぱいあります。ここから若干ネタバレ入りますので、ご了承ください(汗)。
まずはシャアの扱い。期待していたダカールをカットした為に、シャアの存在感が一気に薄くなりました。エゥーゴの代表を任されて悩む事も無く、ブリッジにすわる事も無いまま、一兵として終わっちゃったな~と言う感じです。いいんかいな…それもシャアファンに対する何らかのメッセージの様なものですかね(汗)。
次にロザミィ編全部カット。これは時間の関係上仕方ないかな。ただ、ラストシーンでちょこっと映ってたから、初見の方は悩むかも。個人的には、ロザミィ編のカミーユにも萌えなんで勿体無かったですが。
それからエマ×ヘンケンの描写増加。これはTV版での心残りだったんでしょうか?すごいサービスでした。なんだかんだいって結局ヘンケンが一番劇場版で得したんじゃなかろうか?(果報者♪)
あととっても気になったのが、ミネバの声。子役だよねぇ~舌足らずで、達者な方達に入ると物凄い違和感が…(涙)。
最後に、やっぱ言わなくちゃいけない~!「誰も知らないラスト」について。
これは、富野監督が最初に仰っていた事がその通りになったねという感想で、自分として特に是非は無いです。監督は、きっとTV版Zのラストが与えたその後の影響に対して、異議を唱えたかったんじゃないでしょうか。その意図は今回十分に伝わっていて、TV版Zファンの私でも好感が持てました。
ただ、ちょこっと寂しいのは、劇場版ラストを正統にするとZZが消えてしまうであろう事。ZZはそれ程好きではありませんが、実際オンエアされたものを否定するのは疑問が残りますね(ジュドー達が気の毒)。
と言う訳で、色んな想いをのせてZ劇場版完結しました~。第1部公開の時、果たして最後まで出来るのか心配でしたが、ホント全部やってくれて嬉しかったです♪リアルタイムからのZファンとしては、Zに光が当たっただけでも感激なのですよ(当時の扱いを思うと…感涙)。さ~て、今度はTV版もっかい見直そかな(アホ)。