噂に名高いスタスカシリーズ、やっと春夏秋冬をコンプしました。ゲーム1本1本の単価(通常版)はそう高くないものの、4本まとまるとやはり普通に売られている乙女ゲームの2本分。それぐらいのボリュームがありました。正直1周目、エンディングまでの道のりは長かったです。
全キャラクリアして思ったのは「青春だなぁ」。爽やか、淡い、純粋、一途…そんな印象が残りました。グッドENDはまさに少女の夢でしたし。学園ものはこうでないと、という感じのオーソドックスな作りで安心してプレイ出来ました。こういうシンプルなお話ほどテキストがゲームの出来を左右するのですが、心理描写&情景描写は驚くほどきめ細かかったです。特に2周目以降の攻略対象キャラ視点のモノローグは心に沁みました。
ただ、物語の出来と好みは別でして…全く面倒くさい(爆)。萌えはたくさん貰ったのですが、こう、深くグサッときたキャラやルートが余りなかったのも事実(汗)。どうも戦っていないとダメみたいですね…(大汗)。それはスタスカだけじゃなく、VitaminやときメモGSなんかでも同じ理屈。RPG好きのヒーロー好きとしては、シナリオ穴だらけでも遙か5の方にハマったりする、という訳です…本当に面倒くさいな(アホ)
ハマりきれなかった理由はもう一つありまして。主人公月子のビジュアルと性格(汗)。描き方もあるけど、前髪を目を隠すほど長くしたのは不自然だと思います。イベントCGの中に目が隠れ過ぎて萌えが半減したものが多数ありました。個性を強調しない為なのかもしれないけど、それならいっそCGに描かない方が良かった…。あと性格はもう好みの問題ですね…逆ハーレム状態って乙女ゲーではごく普通の設定なのでそこにツッコミ入れちゃいけないよねっていう(汗)。夏の時は特に感情移入出来なかったです…。
最後になりましたが、キャラ12人(&1人)の感想をちょっと書きますね。
・土萌羊…錫也のおにぎりを美味しそうに食べるところが印象的でした(それかい)。食いしん坊っぷりがかわいいです♪
・天羽翼…「ぬ」につきますね!ぬぬ~んとかかわいい☆大型犬みたいにコロコロしてるかわいさでした♪幸せになって欲しい子その1です(爆)
・七海哉太…突っ張ってる外見とは裏腹にすぐ泣いちゃうところが萌えポイント!
・不知火一樹…出ました!スタスカ好きキャラ№1☆ヒーローという言葉がよく似合うナイスガイ!!冬ではどのルートでもカッコ良くてステキでした~♪
・金久保誉…優しい微笑みの下で結構策士?それとも天然タラシ?(爆)物腰が柔らかくて癒されました~♪
・水嶋郁…もう一人のスタスカ好きキャラ№1☆(なぜに2人いる?/汗)仮面を被ってるキャラに萌えるんです!しかもCVが遊佐君だったの!!(爆)ほっとけない人です。
・東月錫也…スタスカのおかん!重箱なお弁当、おにぎり食べたいです!デレた後の独占っぷりが甘くて良かった~
・陽日直獅…熱血、そして愛されるいじられキャラ♪生徒達との仲良しっぷりが楽しかったです。出来れば弓道部でもそういうシーンが見たかったなぁ…
・青空颯斗…何といってもデレた時の言動がもう、ね…ヤバい!敢えて抑揚のない話し方の中に心の揺れを僅かにもぐりこませる平川君の演技が素晴らしかったです。
・星月琥太郎…琥太にぃ、生徒に甘え過ぎです(笑)掛け合いが夫婦みたいだった!
・宮地龍之介…スタスカキャラの中では珍しい硬派(?)。あの事故(爆)は少女マンガみたいだった♪
・木ノ瀬梓…自信満々な言動が嫌味に見えないのは潤君の演技が上手いからなんだろうなぁと。黒髪前髪ぱっつんな外見は激好み☆
・白銀桜士郎…12人に入ってないけど特別に(汗)。変態変態言ってる割に全然変態じゃないとか、やっぱり裏があるとか、CVが諏訪部君だとか、全身から萌えが発散されてるキャラでした(爆)。もっと続きが見たかったです…
以上でした。幸い(?)、現時点ではFDの一部に心が動いている以外、CDなどの関連商品に手を出すところまでいかずに内心安堵しています。キャラソンだけのアルバムが出たら買うと思いますが、会社的にそれは出さないと思われ(泣)。アニメも見たいけれど、DVDが1本に2話ずつとか鬼畜過ぎて…。ゲームだけで終われそうなのはお財布には優しくて良かったです。ゲームだけでもスタスカワールドの一端を知ることが出来、それは今回一番の収穫でした(ネタについていける/おい)。