響け!ユーフォニアムの原作の武田綾乃先生の吉川英治文学新人賞を受賞した作品ということをニュースを知り早速DL、3時間で読み終えました。疾走感のある文章は相変わらず、女の子同士の関係を描くのが本当にうまい方です。
確かに愛はあるのかもしれないけれど、エゴに満ちた、自らに空いた穴を埋める為の存在としか認識していない大人達にあらがい、自分のアイデンティティーを探していく子ども達のストーリー。辛いのは、生まれた時からそこにいる親という大人に与えられた環境を何の選択権もなく当たり前だと認識させられ、気づけば逃れられなくなっている登場キャラクターの生い立ち。
それは特別なものでは決してなく、大小の差こそあれどこにでも実はあることだったりするのです。自分も子供を育てる立場になった時初めて自分にもあったことに気づいたので…。
この作品に登場する宮田や江永のように良き出会いが、どんな人にもあって欲しいと思いました。
ユーフォの外伝小説も刊行されているらしく…そちらも読みたい…!
確かに愛はあるのかもしれないけれど、エゴに満ちた、自らに空いた穴を埋める為の存在としか認識していない大人達にあらがい、自分のアイデンティティーを探していく子ども達のストーリー。辛いのは、生まれた時からそこにいる親という大人に与えられた環境を何の選択権もなく当たり前だと認識させられ、気づけば逃れられなくなっている登場キャラクターの生い立ち。
それは特別なものでは決してなく、大小の差こそあれどこにでも実はあることだったりするのです。自分も子供を育てる立場になった時初めて自分にもあったことに気づいたので…。
この作品に登場する宮田や江永のように良き出会いが、どんな人にもあって欲しいと思いました。
ユーフォの外伝小説も刊行されているらしく…そちらも読みたい…!