「ブルーサーマル」観てきました。

　公開1週目が勝負、と早速公開2日目にダンナと観に行ってきました。ドラえもん目当てのお客さんでわんさかな映画館の中で小さいスクリーン(88人)、それでも予想以上に中学生のグループが数組いたりと、知っている人は知っているんだなと感じました。

　ストーリーは、王道の青春スポーツもの。ただ、競技グライダーを持つ航空部が舞台というのは新鮮味がありました。大学の部活(サークル)らしい、わちゃわちゃの楽しさ(合宿とか)が懐かしかった。いいよね雑魚寝。

　主人公のつるたま(都留たまき)のキャラクターが非常に立っていたので、多少の伏線未回収(空知の退部届)とか投げっぱなし設定(倉持先輩の家庭事情)とかには目をつぶり目の前の物語を普通に楽しめたのが最大の良さでした。鑑賞後パンフを読んだところ、原作漫画のストーリーをかなり削って何とか100分にまとめたとのこと。そう思うとテンポよくまとまってきちんと落とすところにお話を落ち着かせていたように思います。観た後に爽やかな気持ちになれましたし。

　何より空の映像が美しく。飛んでいるグライダーも美しかった。CGじゃなく手描きなのが良いですね。ここCGにしちゃったら興ざめも甚だしいです。

　更に、地元県の霧ケ峰高原が舞台になっていて、しかも去年ドライブで道の駅に立ち寄った際、飛んでいるグライダーを目撃したという偶然が重なりました。ここでの滑空シーンは二人で大興奮でした。今度また見に行こう。

　つるたまちゃんの声優さんは声の演技初めての方でしたが、かなり頑張っていたと思います。彼女一人以外周りが全て人気声優さんというのもまた逆にすごい。なかなかこういうキャスティングって最近無いような。諸々色々な客層にアピールしてる感(汗)

　と、大お気に入りに入った今回の作品。監督さんが「ばらかもん」や「プリンセス・プリンシパル」の監督もされていたと後で知り、思わず納得(爆)。好きなクリエイターさんの作品には自然と惹かれるのですね。